「渡りに舟」とはよくぞ言った

2015-11-10
店名は分からずとも
買いたい物で検索をかける
果たしてその顛末は・・・

大学院生が市内の中学校で実習中であるが、ちょうど古典(伝統的な言語文化)教材を扱うということで、実習前のゼミ指導で僕自身の実践提案論文を紹介した。内容としては、生徒の学習活動の中心に古典本文をノートに「視写」し傍に対応させた現代語訳を書き記し、「音読」を繰り返して他者への表現を考慮した「(音読用)脚本」を作成するというもの。院生もまさに「渡りに舟」と感じたのであろう。この実践を実習校の実情に適応させて中1『竹取物語』の学習指導案を作成し実践した。僕自身の試案そのものが至って素朴な内容であるが、それゆえに古典教育の基本として大変重要な提案だと思っている。それを現場で検証してくれる内容であり、授業を参観して僕自身も大変勉強になった。また当該校の担当の先生からも大変参考になったというお言葉をいただいた。プリント学習全盛の流れの中で、「書写」指導も含めた「視写」から丹念に指導する国語教育は、実に大切であると再確認できた。元来が『大村はま国語教室』(筑摩書房)にある実践を参考にしていることも付記しておく。

授業事後研究会も終えて市内中心部にいることをよいことに、僕は「布店」を探した。以前からWebで検索するとその中学校にほど近い場所に「布店」があることが分かっていた。車載ナビに電話番号を入れても表示されないので、勘を頼りに店の近くの細い路地に車で向かった。すると小さな雑居ビルの階段前にささやかな看板が立っていて営業中と記されていた。2Fへ上がると手芸用品などを扱ったこじんまりした店があり、店主かと思われる女性がいた。「落語をするための演台に掛ける大きめの赤い布が欲しいのですが」と目的を話すと「うちは大きな布はありません」と言って、市内にある他の布専門店を電話番号と場所まで丁寧に教えてくれた。今度は車載ナビで当該店が表示されたので、再び半信半疑で車を走らせた。すると5分と走らず店に到着。なんと看板に「只今1年に1度の3割引SALE」の表示。疑いは期待に転じ店内に入って赤い布を探すと、幅も広く格好の布が棒状に巻かれて立て掛けてあった。何せ「布生地」など生まれてこの方買ったことがないので長さなどに困惑したが、店の方が丁寧に相談にのってくれて、5mを購入することになった。

これで大学の長机が立派な落語の演台になる
「渡りに舟」とはこういうことを言うのであろう
人生前向きに進む者には好機が訪れるものである。

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