頭の中も活動的に

2015-11-06
能動的活動型授業
学習者主体で何らかの活動を通して学ぶ
活動あって学びなしにならないためには・・・

実習等で授業参観に行くと昨今の流れから、能動的活動型授業に出会うことがとても多くなった。指導者が一斉教授方式で知識を中心に講義と発問形式で展開する授業は、過去のものとなった。もちろんこの一斉教授方式でも、学習者が実に活性化して授業から学ぶことがないわけではない。聞いている者の頭の中に多彩な刺激を提供し、”動かす”ことができるならば講義形式でも効用がある。反対にいくら活動型授業を採り入れて表面上で学習者の身体が”動いて”いたとしても、頭の中が停滞してしまっていては、まさに「学びなし」に陥りかねない。要は活動の意図が学習者側に浸透し実行できる「共感性」を指導者が提供できているかが大きな鍵となるであろう。

「学習者が眠くなるのは授業者の責任」などとよく云われる。確かに講演などでも眠くなる類と眠くならない類のものがある。話が上手いというのは、単に話術といった技術的な問題のように考えられがちであるが、実際は聴衆の脳内が能動的活動をすべく刺激を提供できるかどうかということであろう。内田樹氏は講演の際に、一切原稿を使用しないという主義であるという。ただしメモは常に用意しておき、話が脱線し過ぎたらいつでもメモを見て本道に戻って来られるという前提があるともいう。原稿通りに型通りの整った内容を話すよりも、聴衆とのライブ性を重んじることで「共感性」を醸し出しているともいえるかもしれない。講義方式でも偉丈夫ぶって上から教え込むのではなく、聴衆との対話性ある場を創り出せる方ならば、まさに能動的講義が可能である。気をつけなければならないのは、活動を展開した際にも、まさに直接には可視化されていない学習者の脳内が、どれだけ活動しているかに配慮すべきなのである。

などと考えて自らの大学講義を省みる
声を出す文字を書く活動は、思考を伴わずともできることを悟るべきだろう
学びを楽しくすることはそう容易なことではないのだ。
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