ビブリオバトル地区予選会
2015-10-23
どの本が一番読みたくなるか出場者の口演を聴いて質問し投票する
大学図書館で開催された地区予選会
今年度から附属図書館運営委員を拝命しており、大学図書館の活性化について考える機会が多い。学生が専攻する学びをいかに支援するかをはじめ、学生たちの読書推進についても様々な議論に加わっている。図書館企画の中に「ビブリオバトル」が以前から開催されており、僕自身も興味を惹かれていた。内容は冒頭に簡潔に記した如くであるが、5分間で自分が推薦したい本についてプレゼンテーションをするわけである。その本の魅力を如何に聴衆に伝えるか、まさに国語教員養成の上では必須の内容であろう。今回は学内各学部から5名の出場者があったが、僕のゼミからも1名の女子学生が、代表して出場することになった。
僕が学校図書館司書講習を担当すると、その演習として「ブックトーク」を実施している。受講者複数人で推薦本を持ち寄り、関連するテーマを模索し一つの流れを作り、子どもたちが本に興味関心を深められるようなトークを創作する。特に小中学校の児童生徒を対象とした場合、単なる紹介のみならず、格好な部分の朗読や劇仕立ての演ずる行為なども求められる。推薦者が押し付けではなく、自身も楽しくなるような内容が適しているわけである。今回のビブリオもまた、同様な基準での深浅を感じることができた。技巧や当てつけではなく、本人がどれだけその本に愛情を持っているかということである。その基準において、僕のゼミ生が5人の出場者中、一番本への愛情が深かったという結果となった。
ゼミ生は、南九州ブロック決勝へ進出
来月、鹿児島で開催される
教師の卵として、あらゆる経験を積んでもらいたいと思う。
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