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人の真似ではなくて

2015-10-20
自分を見つめて思うこと
誰かがやっていることではなく
自分しかできないことを進めているか?

ノーベル賞受賞の大村智氏が会見で、「人の真似をするとそこで終わりなんです」といった趣旨の発言をして話題となった。更には「失敗を恐れず人のためにやる」といった趣旨のことも述べた。医学・生理学分野に限らず研究に取り組んでいる限り、何よりこうした姿勢が大切であろう。独創的で挑戦的であること、それは簡単なようで難しいとも思う。たびたび先行研究の資料に触れると、「真似」とはいわないまでも依存しているのではないかという自問自答を繰り返すことになる。だがそうこうして20年近くの時が経過し、ようやく「自分しかできない」であろうものに出逢えた気もしている。

更には、何処で誰と出逢うかということも大きな問題だ。独創的と信じた分野を実現できる環境があるや否や。またその環境や人間関係性を自ら創り出せるか。そのための予算は手の届くところにあるのか。等々といった環境整備ができることが、大変重要だということになる。僕たちの文学・国語教育分野では、資料は概ね入手可能である。それを展開して発展させる資財とは何か。「失敗を恐れず人のために」といった姿勢を再認識し、子どもたちが豊かに文学と出逢える場を創り出すこと。そのためにも文学そのものの奥行きを検証し続けること。自ずと僕の場合は複合領域となるのだが、その姿勢こそが「人の真似」ではないということである。

自らが心躍らせる研究
ふとした刹那にも思い付く内容
それがわたしの生きる道
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