fc2ブログ

国際救助隊でこそ誇りとなる

2015-09-11
北関東での大雨による河川決壊
孤立した家屋の屋根に取り残された人々
それを救出する自衛隊員の姿に思う・・・

幼少の頃、あるプラモデルがどうしても欲しくて親にダダをこねて買ってもらった記憶がある。しかも当時の僕の年齢では、決して組み立てる事のできない高度なプラモデルである。それは「サンダーバード秘密基地」といって、一見すると単なる小さな島であるが。そこから「国際救助隊」と呼ばれる最新鋭のメカがいつでも発進できるように装備されている。光の速さで現場に急行し司令塔の役目を果たす1号は、山が割れて大空に飛び立つ。1号の指令で実際の救助活動をするための現場に即したメカを積載できる大型輸送機2号は、テラスのある格納庫入口から出て椰子の樹が左右に倒れカタパルトが出現し、現場への飛行に向けられる。円状のプールが蓋のように開いた洒落た建物の地下から宇宙に向かって飛び立つ3号。そして宇宙から全世界の災害情報を傍受すべく情報収集をしている宇宙ステーションである5号に、3号が物資を運ぶ。4号は小型潜水艇で、海中での災害に小回りが利く力を発揮し、基地の脇から海へ投入される場合と2号のコンテナで現場まで運ばれる場合がある。こんなSFの国際救助隊秘密基地のプラモデルは、実に精巧にできていて、幼少の頃の僕の一つの宝物であった。(だがそのプラモデルの組み立ての殆どを、仕事や家事で忙しい母が慣れない組み立てを嫌な顔もせず丹念に行なってくれたのも、ここに記しておきたい。)

当時から僕は、現実の災害映像をTVで観る度に、「サンダーバード」のような国際救助隊を本当にどこかの国が創り上げたらいいのにと本気で思っていた。それは昨日の僕も、まったく変わらない感情を抱いた。当時の”SF的理想像”は、未だこの21世紀にも実現していないのである。たぶん「サンダーバード」と同等のメカを揃えようとすれば、現在の技術力ならば可能ではないかと想定するにもかかわらずである。世界の至る所で起きる自然災害、そして人災も含めて「人命救助」という行為こそが、人を「護る」ということなのではないか。技術があってもそれを善用せず、利己的で矮小な発想から国の権威維持や領土防衛などの建前で、武器や弾薬の開発に躍起になっている。ましてやこの国の経済界は、再び武器輸出で儲けようなどという”経済動物”の如き方針を掲げている。

「どんなことをしても国民の命が最優先だ」といった理念を本気で口にしているならば、どんな悪条件であっても「ひとりの人命」を救助できる装備・配置こそを整備すべきではないのだろうか。3.11を既に、よもや忘れたわけではあるまい。この自然災害と寄り添って生きていかねばならない列島では、その対策が急務なのだ。それこそが「存立危機事態」ではないのか。TV映像は、屋根に取り残された老夫婦と犬を映し出した。大型ヘリによって犬ともども老夫婦は救助された。自衛隊員が人命を尊重し救助する心温まる姿に、Twitterなどでは賞讃のことばが多く発信されている。その自衛隊員に、米軍の後方支援や武器弾薬の輸送、ましてや戦闘地域で銃を持たせてしまう悪法。それが強引に憲法違反や危険性を無視して決められようとしている。

あの自宅が流されてしまうという当事者の悲痛に寄り添うべきだ
本気で国民一人一人の命を大切に思っているか、為政者の本音を僕たちは注視すべきだろう
天は、今こそこのくにで考えるべき事を訴え怒っているのかもしれない。
関連記事
スポンサーサイト



tag :
コメント:












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
トラックバック URL:

http://inspire2011.blog.fc2.com/tb.php/2129-a02a366e

<< topページへこのページの先頭へ >>