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偶然街で会ったなら

2015-08-31
「ここでお会いできるとは」
相互に思いを同じくする方々
コンパクトな地方での生き方が見える

2015年夏あなたは、何をしていましたか?そんな問いを5年後に受けたら、何と答えるであろうか?「5年間」は長いようで短い、それは次の3.11が「5年目」になることを考えると、信じ難い思いに曝されることからも実感する。9,11からは来月で「14年目」になるのだ。この「誰もがそのとき何をしていたかを覚えている日付」がともに大惨事であるというのも、人間社会の性であろうか。そして今夏また、「大惨事」を誘引しかねない流れが社会を覆い尽くしてしまっている。その大海の中に投げ出され、僕たちはどんな「泳ぎ方」をすればよいのだろうか?

様々な思いを抱きながら街に出ると、コンパクトな地域性からか知人と出会う。僕の公開講座を受講していた方、短歌関係で知り合いになった方、それぞれが「この夏」の行動を心身に刻み込まんが為か、街へと足を運ぶ。その偶有性から、再び新たな思いが起動し始める。人と人とが顔を付き合わせて偶然出会える街。生活の素朴さ同様に、人情を通い合わせることができる事こそ「地方創生」の原点に据えられるべき概念であろう。個々人が己を見つめ、そして社会の方向性を注視する。具体的な人と人との繋がりが見えることで安心感が生まれる。元来が国土の狭いこのくにでは、こんなコンパクトな地域性こそが生きる上で重要であったのではないだろうか。

夜は懇意にする料理店
「5年後この店はどうなっているか?」
店主の呟きを己に当て嵌めて考えてみたりもする8月末。
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