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プロとしての「素振り」をしているか?

2015-03-01
必ず続ける
どんな立場になっても
プロとして「素振り」が身を立てる

午前中は変わらず研究室で仕事をしたが、午後は昼食をとって野菜市場に寄って帰宅。ふと無作為にTVのリモコンを操作した。すると、松井秀喜さんのインタビュー中心の回想録番組(BSTBS)が放映されていた。新人として苦労した巨人時代から、長嶋監督とともに毎日のように「素振り」が始まったという。所謂「巨人軍四番1000日計画」と周囲が呼んだ(もしかしたら長嶋さんが命名した)日々のことである。手はマメが潰れ、なかなか結果に結びつかない折もあったようだが、ともかくひたすら長嶋監督と松井秀喜さんは、ともに素振りを続けたという。それはMLBに移籍してからも、長嶋さんがNYを訪れると続いたというから、松井秀喜さん自身が如何にその「素振り」に支えられていたかがわかる。そういえば、キャンプ中も夜になるといつしか2人は宿から秘密小屋に移動していたらしい。これはTVが報じた内容ではなく、僕自身が当該の宿の方から直接聞いた話である。そんなことも考えると、長嶋監督と松井秀喜さんの素振りというものが、聊か身近なものに感じられた。

そこで僕自身が自問自答したのは、「プロ」としての「素振り」をしているかどうかということだ。大学教員として僕の「素振り」は何だろうか?打撃の基礎である「素振り」がプロの著名な打者を支えた。どんなに力ある者でも、実績を残すには必ずこうした陰の努力が必要なのであろう。そこで思うに、小欄に毎朝必ず文章を綴ることは、きっと僕の「素振り」になっていると。決して論文とは文体も内容も違い、また事務的文章と書き方も使用語彙も違う。だがしかし、思い描いたことを整理して、躊躇なく文章として表現し、一定の方々の目に触れるということは、まさしく「素振り」になっている。論文でも事務的文章でも書き始めた時の「推進力」は、この「素振り」をする以前とは格段の差となって僕の中に宿っている。何人の人が読むかとか、どう評価されるかは問題ではない。このように「書き続ける」ことそのものに大きな意義があるのだ。

僕の長嶋監督に当たる人は?
天国にいらっしゃる数名の恩師たち
見守られて今日もまた僕は文章を書くという「素振り」を続ける。
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