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睡眠中に脂肪燃焼という短絡

2015-01-07
「運動前」というのならともかく
「睡眠中」はないだろうと猜疑的に
あるサプリメントの試供品を手に思う・・・

ジムの新年が始まった。僕自身は既に3日に「初トレ」を消化しているが、多くの親しい会員の方々と新年の挨拶を交わすひとときとなった。多くの方々が「年頭の決意」に突き動かされ、新たな目標に向かって躍動しているようにも見えた。僕もその部類に違わない。今年は下半身筋力の総合的な強化と、更なるコア(腹筋・背筋)の強化を課題に挙げてメニューを設定している。この日の最後は、ツボ刺激を中心にしたコンディショニングクラスに参加。そこで提供されたのが、「太らないツボ」というものだった。食欲を抑制したり、脂肪燃焼の補助として効用があるという。疑り深い僕は、どうもこうした「上手い話」に乗るのが甚だ苦手であると、心の中で呟きながらその流れを試していた。

トレーニングを終えて帰宅する際に受付で、「寝る前に飲めば脂肪燃焼」というキャッチフレーズのサプリ試供品が手渡された。「また来た!」と内心思いつつ、再び”猜疑の笑み”を浮かべ「睡眠中ですか?」と思わず受付の女性に対して返答してしまった。「そうですね運動前とか・・・」と女性は呟いたが、どうも「睡眠中に脂肪燃焼」ということがあまりにも短絡的に提供される現実に、世相の反映を覗きたくなるのは僕だけなのでであろうか。「楽をして痩せる」という考え方が、あまりにも安易に跳梁跋扈している。突き詰めて考えれば「痩せる」という思考自体が、甚だ贅沢であるにもかかわらず、それを「苦難」なしに効果的・効率的に手に入れようとする思考には、深い抵抗感を禁じ得ない。

「短絡」を辞書で繰ると「直接的には結びつかない前提から非論理的な結論を性急に導き出すこと。」とある。(出典は、こういう状況でこの語彙ならば勿論『新明解』である。)前述したフィットネスの二例もまさに「直接的には結びつかない」はずという思いが猜疑を生じさせ、あまりにも「非論理的」な結論たる効用に結びつけているように見える。それをどこかで東洋医学や科学的研究の進歩であると臭わせつつ、「上手い話」に仕立て上げられているかのようだ。【過程を消去し平板な構造で安易に結論を導く手法】が、実は我々の身の回りにいつのまにか押し寄せ氾濫しているのではないだろうか。それらに対して僕たちは、注意深く拒む必要があるのではないか。

「上手い話」こそ疑え
「昔話」以来の常道であるはず
何事も複雑混沌とした思考を拒絶してはならない。
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