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授業力は人間性から

2014-12-28
「授業力とは何か」
昨日に引き続き教育フォーラムでの課題
日常から人間性を養ってこそ・・・


「授業力」とは、教師にとっての永遠のテーマである。それは、「分からないことを分かるように教え、できないことをできるようにする」という使命を担い、命題を背負う。「教師は授業で勝負する」という言葉が示すように、教壇に立つ存在である以上、「授業スペシャリスト」であるべきだろう。「技術と手法」が大切なのはもちろんだが、「総合的な人間力=社会性や人間関係構築力」があってこそ、この使命を遂行し命題を解き明かすことができる。まさしく「授業力=子どもの人間形成や人格形成に深く関わる重要な資質・能力」であると位置付けることができる。

前項のような主旨の基調講演の後、出席者全員が参加してワークショップ。県内の現職の先生方や院生・学部生の参加者も多く、それぞれの立場から忌憚のない声が提出された。「自分が楽しめる授業を目指す」「子どもたちの日常と結びつけるために、様々な物を演じて考えさせる」「日常生活の意識からして、教材研究に向ける」「対話が対話を呼び込むようにして、思考を子どもたち自らが練り上げて行ける授業が理想」等々と懇談は進んだ。そんな中で、現場教員の多様な模索と努力があることを僕自身も再確認し、同時に教員養成を支えている大学の授業こそが、「授業力」を存分に持つべきだという考えに至った。

後半の「若手教員と語る授業作り」では、教職大学院を修了して教員になって5年以内の方々から、現状の報告があった。そこで多くの方々から提出されたのは、「教材研究の大切さ」である。同時に学校業務全体の忙しさの中で、「教材研究の時間の確保」が課題だという。その均衡を保ち「努力」するのが「優秀な教師」というわけであるが、僕たち大学で教員養成に関わる立場の者が、「教材研究を存分にできる現場環境整備」に対して、もっと多方面に働きかけるべきだという思いも新たにした。「教育大国」ともいえる北欧では、ともかく教師が尊敬されて教材研究を奥深くできる時間が確保されている。教育を高水準にするには何が必要か?という視点を、「人間性」から見直すべきであろう。特に政治・行政関係の方々には、予算配分を含めてこうした点を強く訴えたい。

『注文の多い料理店』にある「色」の隠喩を「想像すること(教材研究が)が楽しい」
と、ある現場教員の報告にあった。
教員が想像を楽しまなくして、なぜ子どもたちの想像力が育てられようか、ということである。
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