小さな夢を大切に!
2014-11-24
人は夢を抱く大きい夢もあれば、小さな夢もある
本日は実現可能な小さな夢のお話
野球選手や芸能人になりたいなどと、幼少の頃には大きな夢を抱くものだ。僕も例外ではなく、後楽園球場の近くで育ったという環境も手伝って、巨人の選手になりたいなどと真剣に考えていた頃もあった。また「8時だよ全員集合」全盛期であったこともあって、加藤茶に本気で憧れていた頃もあった。だが、次第にその大きな夢が実現可能かどうかが判然としてくる。そこで本当の自分と対話して、夢の規模を整え始める。僕が至った方向性は、「教師となり文学を愛する」ということだった。
それでも尚、決して幼少の頃の夢を諦めた訳ではないと思っていた。教員となって勤務校が甲子園大会に出場して優勝し、教え子が巨人に入団するという経験をした。甲子園の優勝旗にも触れることができたし、巨人で「生きる」ことの表裏を間接的ではあるが知ることができた。また、弱小であったソフトボール部の顧問を務めて、チームが地区大会で優勝したこともあった。「プロ野球選手になりたい。」という夢は、形を変えつつ僕の歩みの中で結実したともいえよう。
今ひとつ、「芸能人になりたい」という夢はどうか。中高教員時代2校目の勤務校で、学級担任をするクラスの生徒が、文化祭実行委員長となった。その際に「先生も何か盛り上げることをやってもらえないでしょうか」という依頼を受けて、校庭のステージでサザンの「勝手にシンドバッド」を歌ったことがある。生徒のみならず外来者が多数見物する中での「屋外ライブ」は、実に爽快な気分であった。その学年の卒業謝恩会では、僕のサザン再演が求められ「みんなのうた」を歌った。その際に卒業生に贈ったことばは「大きな夢を持つことも大切だが、眼前で可能性のある小さな夢を逐次実現して行くことも、人生の上で大切なことだ。」といった趣旨であったと記憶する。自らも常に大小の夢を持ち続けたいと願いながら・・・。
そして今も、いくつかの小さな夢を持っている。バンド活動もその一つ。まったく楽器などには触れることのなかった僕が、パーカッション・コーラス担当となってバンドに参加して早9年の月日が経過した。2年ぶりにメンバーが再会しリハを実施した。僕はせいぜい他の奏者を助ける程度の働きしかできないが、メンバーの腕もよろしく結構な曲を演奏できる楽しい時間となる。研究上で「ことばのリズム」を考えているので、やはり音楽との関わりから学ぶことも多い。再びこのメンバーでLIVEのステージに立つことを、みんなが願っているような気持ちとなった。来年は「結成10周年」でもあるからして・・・・・。
人生は夢一つ叶えるためにある
決して大仰ではなく、眼前にある小さな夢も大切にすべきではないだろうか
希望を持って生きるとは、そういうことだと思っている。
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