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大学祭準備の光景

2014-11-15
非日常
目指し蠢く学生に
あの日の己映してぞ見る

大学祭期間に入り、授業は休講。街中心部には、学生が御輿で繰り出しイベントをアピールし地域連携を図り、キャンパスでも企画案内の立看板やテントが立ち並び、マイクテストや音楽の試験放送が盛んに行われていた。そんな光景を後ろ目に、研究室でやるべきことを実行し、打合会議を一つこなし、教員用英会話クラスに出席するという、僕の「日常」を護った。授業が無いことよろしく時間の余裕に浸りつつも、マイクテストで繰り返される無機質な「声」に、次第に単純作業しか許さない精神状態に陥った。

学祭とは何だろう?たぶん僕たちが学生だった頃には、確実に「文化発信」の一翼を担うが如き意識があった。書道会というサークルに所属していた僕は、夏休み頃から作品構想を考えて、合宿でそれを試験的に現実化して、更に模索を繰り返しながら作品展示作業にも時間を費やし、直前にミニ合宿なども行い、一つの「文化的表現」を創り出した。その上、展示室そのものもまさに”手作り”で、木材を預けてある場所からリヤカーで運び、組み上げて暗幕を張付け壁面を創り出した。書道作品のみならず、2つ与えられていた大教室そのものが、僕たちの「文化」であったといってよい。

文章化すれば簡易であるが、この過程には幾多の困難があった。己の作品でいかにアピールするかと模索し、敢えて過剰な大きさの作品に挑戦したり、多様なジャンルを揃えたりと僕は特に躍起になっていた。また作品展示作業である表装を自分たちで行うにも、並々ならぬ技術が求められ、多くの時間を費やした。会場作りは徹夜になったこともあり朦朧とした中で、女子の先輩たちが用意した手作り弁当に癒されたこともあった。中には木材組み作業中に、釘を踏み抜いた先輩がいたりして、大小の怪我という困難に見舞われたことも稀ではなかった。

どこにあれだけの力があったのだろうか?
絶対に誰にも(大人に)依存しない自分たちを自負していた。
今の学生にとやかく言うつもりはない、創造し自己発見をすることを願ってやまない。
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