「二刀流」で歩む道
2014-11-09
投手も野手もどちらの才能も活かす大谷選手
文学か国語教育か
誰しもが己しか歩めない道を進みたいと願う。とは心の中で思いながら、一般的な"線"に横並びになりかねない。むしろ、なかなか「独自性」を持とうというのは難しい。プロ野球選手であっても、自分の色を前面に出して真のスター選手となる者は、一握りである。そんな中で投手のみに専念することなく、野手として打撃の力も発揮している大谷選手の存在は、様々な問題提起をしてくれているように思う。
研究学会に出席するたびに、自己の研究の相対化が計られる。文学研究のみならず国語教育研究にも勤しむ。国語教育研究のみならず文学研究にも勤しむ。反転して文章表現をしたいほど、どちらを基軸とするわけでもなく、まさに「二刀流」で行くべきだと思っている。厳密に考えれば、「二刀」には長短があるはずだ。「主」と「副」であるからこそ、均衡が保たれ効果的に先方に対応できるのかもしれない。敢えて調子の良い解釈を施すならば、その「主副」を柔軟に相互置換しながら邁進できるならば、この上ない「独自性」になるように思う。
足場を変えた研究発表で指摘された多様な視点
詩歌を基軸にして複合領域を縦横無尽に泳ぎたい
相互に言い訳なく「太刀」を振る舞うがごとく
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