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忙しいから語学と読書

2014-10-25
本も読む時間がないとか
語学に落ち着いて取り組めないとか
本当に時間がないのが理由なのだろうか・・・

「忙しいからこそ読書ができる。」そんな逆説的なことばを、何かで読んだことがある。もとより「読書」など、静かに書斎の机でするのではなくとも、ダイニングとかベッドの上とか、公共交通機関の中(最近の僕はまったくこれは無くなったが)や、心地よいBGMが流れるCafeなどでするのがよい。多少の雑音に曝されていたとしても、意欲的に読み進められるのが読書愛好家ということになろう。むしろそのBGMや振動などが心地よいリズムを醸成し、読む推進力となる場合がある。(時に最近は、この程合を破壊する会話や通話をする輩がいて辟易することもあるが。)

昨日から後期教員用英会話クラスが開講した。前日に留学生歓迎会に出席して刺激を受け、また国際部の方から勧められたこともあって、申し込みをしてなかったが心が動いた。午前中も週末に必要な講演資料などを作成し慌ただしく、時折「この忙しい中で英会話」といった怠惰の虫が蠢いたが、初回に参加するのが”すべて”ではないかと、ファイルを片手に国際連携センターへと歩みを進めた。玄関で昨晩声を掛けてくれた国際部の方にも偶然会い、「早速ですね!」と笑顔。気分よくクラスに入った。

しばし英会話機会がなかったので、発信力が極端に低下していた。嘗て東京で週2回英会話学校に通っていた頃は、ともかく吐き出すほど表現の鍛錬を重ねた。多少間違ってもまずは喋る。そんな前向きな姿勢を今は失いかけている。それがわかっただけでも大変意義があった。幸運なことに、この日の対話テーマは「スポーツ」であった。僕の得意分野であり、流れを「BaseBall」の話に持って行けば、”こちらのもの”!「レフリー」と「アンパイア」の違いをネイティブ講師が問い掛けた時、すかさず僕が答えられたのは爽快だった。

そう!時間がないからではない、やらないのは意志がないのだ。大学授業1コマ分を自己の英会話研鑽に当てられずして、何が研究者だ。いつか学会の懇親会で「優秀な研究者は何をやってもできてしまう。」といった趣旨の話を力説している先生がいた。日常的な時間利用を含めた「生活」の質そのものを我々は問われているのであろう。もちろん正直なところ「無駄に忙しい」を感じないこともない。だがそこに甘えては何も始まらない。筋力同様、更なる力を求め脳を活性化させるのは、時間の使い方次第である。そしてフィットネス同様に多様な脳力の使い方をすべきであろう。

学生曰く「授業が忙しくて読書の時間がありません。」
応えて曰く「よかったね!忙しいから本が読めるのだよ。」
忙しいから闊歩できる、といった境地をいつでも笑って実行していたい。

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