仲秋の名月を賞でて

2014-09-09
夜空に輝く望月
遥かなる思いを抱く
旧暦八月十五日

十五夜が、これほど早い時期であるというのも珍しいという。新旧暦の対応関係の問題であるが、今年は九月初旬にやってきた。比較的、気温の塩梅も秋の到来が早いと感じていたが、旧暦というのは結構日本の風土に適合していると思うことも多い。涼風が吹く中で虫の声も喧しさを増した。秋の味覚も顔を覗かせ、食欲もそそられる季節である。

朝から「日の入り」時刻を確かめたりして、月の出を待望した。大学から東側は海に連なり、視界を妨げるものもなく、月の出が早々に眺められるからである。18時30分という「日の入」時刻には、未だ黄昏という趣であったがそこで仕事を切り上げて、10分もすると堂々たる満月が顔を出していた。望月というのは、人を待たせないという点でも思いやりがあるようだ。

今宵の月は、更にスーパームーンだという。地球と月の距離が接近しており、やや大きめに見えるらしい。引き比べる術もないので、感覚に頼る以外にないのだが、心なしかしっかりと空に居座っているようであった。七夕と同様に、こうした天象を賞でる節には、物語世界を想像して楽しみたいものだ。『竹取物語』の時代から、月を恋う心はいつの時代も変わらない筈だ。その輝くような美しさに、人を投影することも同じ。

ついつい車の運転中も月の行方が気になる
夜深くなって更に天心へと昇り詰めた
こんな思いを共有したいと願いつつ
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