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「闇」の先にこそ味わいが

2014-09-07
美味しかったあの店
もう1度食べたいと思いきや
行ってみると閉まっていたり

期待していたものが、暗い状態で待っているという落差こそ心に痛切に響くものだ。飲食店などは、お腹を空かせて到着という場合も多いので尚更なのだろう。とはいえ、飲食店にも飲食店の事情がある。この日も、予定していたお店が閉まっていた。何度か電話をして出なかったゆえに、やや不安はあった。だが前回に行った時の印象だと、土曜日の夜は繁盛しているのだろうなという、僕自身の恣意的な予測のもと、現地に向かうと暗い状態のお店だけが忽然と存在していた。

されど実は、ここからが大切なのだろう。期待していた店に見合った代替店に、行き着けるかどうか?他の候補を思い浮かべ、あるいは検索し、場所もさほど不便でないあたりにあるお店へ。この日は、友人がテレビで視たという店の存在を覚えていて、そこへと”迂回”した。すると求めていた雰囲気はともかくとして、実に納得の行く美味しい料理に出会えた。こうした偶有性に満ちた、まさに”邂逅”といえるような出会いにこそ、人生の深い”味わい”があるというものだ。

人生もまた同じ。思い通りに歩むことなど不可能であり、「一寸先は闇」という場合が必然である。とはいえ「闇」である「一寸先」に歩み出せば、引き返すことはできない。ならば「闇」に遭遇した時にこそ、その人の真価が問われるということだろう。己を曝け出して、己を偽らず、己に素直に対応できるや否や。予定調和ではわからない側面にこそ、その人の素顔が表出するものだ。こうした己を誤摩化さない歩みをしているかどうかで、人生の豊かさは大きく左右される気がしてならない。

そんなことを思いながら宵のうち
望月にあらず十三夜の仲秋月の美しさよ
それを「おぼろ」と共感する心の豊かさがいい
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