言葉は己を写す鏡なり
2014-07-30
「右目はどうしたんですか?」不意に発せられた他者の言葉。
己は朝から何とも思ってはいなかったのに・・・
職場でふとある方から、冒頭のような問い掛けを受けた。起床してから自宅で何度も鏡を見ているが、自分では何とも思っていなかった。せいぜい普段よりも幾分起床が遅いだけで、特段な変化はないと思い込んでいた。だが問い掛けを受けてから、あらためて鏡を見ると、やや瞼は腫れ気味であり、眼球は窪み隈が出ているようでもある。それを自覚すると、なぜか急速に激しい疲労感に襲われたようになった。
「暗示」とはかくありきか。自分では今日も、元気な一日と思い込み行動を開始している。だがある客観的な捉え方をもって再確認すると、過労な状態に陥っていることを自覚する。2週連続週末に、研究学会・親戚訪問・朗読発表会・恩師の墓参と続き、移動距離もさることながら、休息のできる休日をとっていなかった。各地で飛び込むビジネスホテルの寝床は、やはり自宅よりも深い眠りは保証されない。きっと身体が、眼球という信号機に「黄色」を点灯したということだろう。
今何が必要か?と考えると、栄養と休息であった。予定していたジム行きは断念し、自宅近所の懇意にする店で、事情を話し栄養が付きそうな料理をいただく。店主夫妻と話していると、次第に元気も回復してきたようだ。そして、早くも宵のうちには就寝。何よりも質の高い睡眠を意図して、夢ならぬ休息の時間に突入した。あらためて、如何に強引な意志が、身体を酷使しているかを思い知らされる一日となった。
他者の言葉は重要だ。
悪意がなければ素直に受け止めることも肝要。
会話・対話があってこそ初めて的確な己が知れるものである。
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