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夏休みの空港で

2014-07-29
保安検査場という関所
夏休みは子ども連れの利用客も多い
そこで思ったことなど

「出発の15分前には保安検査場をお通り下さい。搭乗口へは出発の10分前までにお越し下さい。」と「搭乗案内書」には明記されている。夏休みということもあって時間帯を問わず混雑している空港。ほぼ出発時間が迫っているにも関わらず、保安検査場で気を急かしながら並び続けている人々も多いようだ。空港係員が「〜航空・・時・・分〜行きにご搭乗のお客様はいらっしゃいますか?」と盛んに問い掛ける。列の中では、何人かの人々が挙手で意志表示する。既に出発時間の5分前といった場合も少なくない。

すると順番に並んでいるのを越えて、優先的に保安検査場を進む。その後も決して狭くはない首都の空港では、搭乗口までの距離も短くはない。果たして一日に何人、航空機に「駆け込み乗車」する人々がいるのだろう、などと考えてしまった。特段、腹が立つわけでもないのだが、この「社会の優しさ」に「甘えて」いることで、果たしていいのだろうか?などという思いが脳裏に浮かぶ。僕の米国でのフライト経験では、この「優しさ」は皆無である。乗り継ぎ便があろうと、どんな条件であろうと、「自己責任」を問われて然りなのである。

されどここは「日本」である。「柔和な優しさ」を湛えていてこそ、弱者に社会が優しいゆえの「平和な社会」なのではないのかとも思う。ある意味で、こうした保安検査場で、その「優しさ」が発揮されてこそ、「日本的健全」なのではないかとも思う。だが、考えてみると世相は、明らかに「批判社会」に舵を切っている。商品でもサービスでも、果ては教育でも「批判」するありきな風潮が蔓延している。紛争も辞さずに自己主張し、その上で身を護る方策が前提の議論が為される。社会のある一面で「優しさ」を湛え、多くの人々がそれを求めながら、強者の論理で社会が改変されようとしている、いやされつつあると思わざるを得ない。気付いた時には、社会は「優しさ」など糞食らえとなっていそうで、誠に恐ろしい気がしている。

航空機が離陸する
その刺激に歓声を上げる子どもたち
健全な「日本の夏休み」を、今はまだその声に感じられたのだが・・・
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