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朗読は人を育てる

2014-07-27
人前で表現することの困難
そこに毅然と立ち向かうか否か
朗読を創る過程が育むもの

授業として立ち上げる時点から関わってきた「授業に活かす朗読講座」。担当を外れて初めての発表会に参加した。当初は"傍観者"を決め込んでいたが、詩の朗読ぐらいはという話が次第に拡大し、「ミニ授業」を展開することになった。やはりこの朗読会は、観て聴いているだけではなく、参加することで、激しい胸の高鳴りがある。

先月、大学付属中学校の中学1年生を対象に実施した授業を、公開向きにアレンジし15分間で、その趣旨を展開した。対象も中高生から大学生・院生、そして一般の方々までと幅広い。個別に発問することも不可能な中で、なるべく個々人の"読み"が立ち上がる展開を意識した。自然と随所に「笑い」の要素も発揮して、授業は自分で考えていた以上に流麗に進行した、と自負できる。これぞまさに僕が意図する、「ライブ性」に他ならないと確信した。

受講者たちの発表作品も粒揃いであった。絵本世界を存分に味わい深いものとして表現する読み聞かせ。古典作品を日常語の現代語訳を交えて展開する工夫ある群読。現代小説の読みを深めて自分たちの感激を声に載せた作品。高校定番教材の『山月記』を、原文とリライトした分かり易い文を交錯させながら、登場人物の葛藤に深く分け入る群読。そして『平家物語』は「坂落」のシーンの迫力を存分に群読として表現した。いずれも、表現者自らが朗読テキストたる文学の読みに自己を起動させ対峙させて、その読みの深淵で得られたものを声に載せて表現している様子が見て取れた。今年度、僕はその制作過程を知らないが、受講者の事後コメントなどを聞いていると、やはり朗読によって彼らは大きく成長したのだと確信できるものがあった。

朗読は人を育てる
そして毎度、朗読は人を繋ぐ
僕自身もまた育てられ、新たな朗読への野望が起動した!
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