朗読は夢を運ぶ

2014-07-25
山あいの小さな小学校
全校生徒は20〜40名
そこに朗読で夢を運びたい

秋に実施するプロジェクトの打合せで、2校の小学校を訪ねた。いずれも玄関に表示があって海抜は「40m」以上が目についた。そう!山あいにある”物語”に出て来るような、小さな小学校なのである。各学年10名以内、場合によると「複式学級(複数の学年を一人の先生が担任し同時に授業をする)」となっている。校長はじめ教職員は、すべての児童の顔と名前が一致する。ある意味で、豊かな人間関係のある学校だと、穏やかな気持ちになった。

秋には役者とギタリストを伴い、この小さくも豊かな共同体に「朗読」を提供しようというのが、今回の計画である。「芸術体験」となると「音楽鑑賞」が多く、「演劇関係」は時折だと先方の校長先生もおっしゃっていた。しかもそれは「鑑賞」でしかなく、あくまで受動的に「観る」だけに終わる。「朗読」という比較的入り易い「演技」を、子どもたちにも体験してもらいたいというのが、今回の大きなテーマである。

「国語」教科の学習でも、「演じてみる」は奨励されている。だがしかし、なかなか授業内では様々な制約があって、自己の殻を破った演技には至らないのが実情であろう。椅子から解放し、体育館に整列させるわけでもなく、学年を超えて自由に存在する子どもたちに、朗読の楽しさを存分に伝えたいと思う。〈教室〉での肩に力の入った「音読」では、自己解放には至らない。役者の豊かな表情とギタリストの巧妙な絃の響きが、子どもたちの自己創造の「読み」に誘うことを目標にしたい。

今後また小欄でもレポートを掲載していく。
朗読は夢を運ぶ。
またあらたな出逢いがそこにあった。
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コメント:
演技と朗読との理論的な関係については、
下記の文献が最高のものだと思います。

福田恆存『福田恆存 せりふと動き』1979玉川大学出版部

演劇と朗読との深いところの原理に通路をつけています。
ぜひ、買い求めて熟読することをお薦めします。
[2014/07/26 11:19] | 渡辺知明 #- | [edit]












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