台風8号警戒
2014-07-10
横殴りの雨に強風樹々が大きく揺れ枝が落ちることも
台風接近に思うことども
日本列島が縦に長いことを実感する。今回発生した台風8号は、勢力が大きく速度が遅い。数日前から、沖縄地方での風雨による被害が報道されていた。知人もSNS上で「自宅待機」になったと書き込んでいた。その情報を読みながら、「明日は我が身」と考えて対策を講じていた。自宅雨戸の閉鎖・食料確保・自家用車の置場・長靴購入等々と考えられる範囲で「行動」をしておいた。
「50年に1度の・・・」「今までに経験したことのない・・・」といった警句が、メディアによって喧伝される。いや、気象庁の発表ということなのか?その「出典」や如何に?文学研究者として”そこ”が気になるところだが、官庁とメディアが一体となった如き「注意喚起」情報の言葉の信憑性に聊かの戸惑いを覚える。「50年」という小さな歴史を取沙汰して、「今」何かあらむ?「今までに経験」したことがないというなら、「地球温暖化」が甚だ促進されているのだろうか?それに加えて、「九州在住」というあらたな経験によって尚一層、台風への警戒心が訝しさを伴い混沌として増幅していく。
お隣の家の方や、懇意にする自宅近所の焼肉屋さんで、この地での「居住経験」を”取材”する。何をしておいたらよいか?この地に独特な状況があり得るのか?まずは「実感」を伴った「個人」の「経験」が、何よりも頼りになると思うがゆえである。「根拠」を伴った「現場」の「実感」を何よりも大切にすべきという姿勢は、ある尊敬する方から学んだことだ。居住地域の共同体でのコミュニケーションを、「個人」の裁量で充実させておく必要性を強く感じる晩でもあった。
沖縄・九州でその勢力を使いつつ、台風は次第に東進する。
この列島が、地理的に抱え持つ皮肉な運命さえ感じさせる。
宵闇に雨戸を叩く風雨の音に、張り巡らせた感性が踊るかのようだ。
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