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前のめりに歩んでこそ見える光景

2014-06-19
ポジティブになるには
たとえどんなときでも「前のめりに」
些細なことから元気が湧き出す

幼少の頃に「巨人の星」をTVで観ていると、坂本龍馬の「たとえドブの中でも前のめりに倒れて死にたい」といった言葉を主人公の星飛雄馬が語る場面が妙に印象深かった。だが、その『意味」はほとんどわからなかった。「前のめりに倒れて」しかも「死ぬ」ということが、幕末の志士としての龍馬の生き方として理解に近づいたのは、高校生になって『龍馬がゆく』を読んでからであった。幾多の困難を乗り越えて、あれほど前向きに生きられた坂本龍馬、それは野球漫画の主人公・星飛雄馬にも投影されていたということだ。

この思いがあるからか、比較的「前のめり」な生き方をして来たと思う。中学生の時に野球部の合宿先であった千葉県外房にある知人の寺に友人らと訪れた際に、高さ7〜8mもあろうかという堤防から、寺の住職である知人が海に飛び込んだ。海面から上に向かって知人は、僕らも飛び込めと言葉を投げ掛けた。僕を含め3人の仲間内で、果敢に海面に身を投じたのは僕だけであった。防波堤の真下にはテトラポットがあり、一定の距離を飛び出さなければ大変なことになる。そのとき妙な勇気が起動し、僕は空中に身を投げ出した。友人らの声にもならぬ声を尻目に、僕はかなりの深さに至る海中に存在する己の身体の存在感と、その刹那に行われた行為の反芻に、小さな人生を見た思いがした。「飛び込んでこそわかる夢がある」と・・・

就職してすぐに1人の友人とともにフランスの知人宅を訪れた。そこから電車で欧州を縦横無尽に走り回る無法な旅をした。有名なピサの斜塔に行ったときのこと。頂上まで柵のない外廊を昇り、降りるのは内部にある螺旋階段であった。そこでは年末であったために、数人の米国人グループが「ジングルベル」を歌い始めた。僕も調子に乗って(英語歌詞は定かではなかったが)一緒に歌い始めた。地上階まで降りる頃には、すっかりその米国人らと仲良くなった。その流れでピサの駅まで行ったときのこと。フィレンツェまで戻る電車の発車番線が変更になるというアナウンスに僕らは気づいた。友人は「乗り遅れては困る」と懸念し、自分たちだけで変更された番線に移動しようとしたが、僕は少し離れた処にいて変更に気づいていない米国人グループに、それを教えに行った。友人は「(自分たちが)乗り遅れたらどうする」と言わんばかりに大変な「嫌悪感」をその表情に示した。だが僕は、彼らとともに変更されたプラットホームまで再び会話を楽しみながら米国人らと歩いた。どうせなら、彼らとフィレンツェで酒の席さえも共にしてもいいなどと、僕は考えていた。だが結局酒を呑んだのは、友人と二人であった。

防波堤の上で躊躇すれば不安や恐怖だけが増大する。
内に籠れば小さな価値観から脱することができない。
前のめりに歩んでこそ見える光景に出逢わない人生はごめんだ。
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