歩調とバランス
2014-05-30
潮風に吹かれてランニング黄昏に染まる海岸線
自らの歩調を見失うことも・・・
時折、その海岸線でランニングを楽しむ。速く走るとか、距離のノルマも課さずに気楽に歩みを進めるのがいい。いつしか潮風に乗って、何とも言えない芳香に包まれる。走るという行為以上に気分的な解放感を求めるのが、このランニングの魅力となっている。
走っていると、いつしか己の歩調を見失うことがある。これ以上の速度になると脚に負担がかかるということは、実際に聊かの「痛み」を感じるまでわからない。その安易な自己制御の曖昧さこそが、己自身の「今」に他ならない。「よかれ」と思ったことが、実はバランスを失っていることもあるということだ。
車のハンドルやアクセル・ブレーキには、「遊び」がある。その機械的「発見」は、実に人間の深層を捉えたものだとあらためて感心する。「運転」とは、まさに機械と人間とが正確かつ曖昧な関係性を保つことであろう。ランニングや人生の諸相にも「遊び」が必要である。だがしかし、いつしか窮屈な力業に及んでしまっていることがあるものだ。
景色を楽しむ余裕を
気持ちは表現してこそ己に返る
歩調とバランスを見失うこと勿れ
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