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ジャム瓶に込められたこころ

2014-04-25
小さな瓶に詰め込まれたジャム。
レストランお手製の逸品を手に、
そこに込められたこころを噛み締める。

何軒かある懇意にする飲食店の1軒にて。帰りがけに思いがけず自家製のジャムをいただいた。
砂糖のみ使用の”無添加自然食品”である。帰宅してその瓶を見つめて、何ともいえない温かみを感じた。このレストランのデミグラスソースの味も、どこか郷愁を抱かせる懐かしい味なのであった。

3月は何かと喧騒の中で落ち着かないこともあり、なかなかこのレストランに足を運べなかった。文学的な店名とグルメガイドにも掲載されるデミグラスの味に惹かれて、この地に来て以来の馴染みである。その郷愁と響き合うのであろう、時折訪れる両親も大変このレストランの味を気に入っている。

昨年末のXmasにも、実に味わい深いビーフシチューコースをいただいたが、これまた逸品であった。ゼミ会も開催し、全員が読み聞かせをするという(店内に声が響くという)誠に勝手な要望にも応えてくれた。店長の温かみのある人柄から、常に心の安らぎが得られるのだ。

こんなによくしてくれるお店に、状況はともあれ少々足が遠のいていたことに聊かの羞恥心を覚えた。僕の公開講座パンフレットも、「おやすい御用で。」といって笑顔で入口脇に並べてくれた。デミグラスソースの優しい美味しさは、この店主の温かいこころが作り上げているのだ。

ジャム瓶を大切に自宅冷蔵庫へ。
「(無添加ゆえ)早く食べて下さい」の店主の言葉に、
週末に紅茶とトーストを食べる楽しみを思い浮かべた。
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