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「こんばんは」の一言に救われて

2014-03-11
徒歩で勤務先からの帰路。
向かいから一人の子どもが、僕を見つめて歩いて来る。
すれ違う時、眼が合った瞬間・・・

通常は「荷物がある」「雨が降っている」「寒い」など他愛もない理由をつけて、自動車で歩ける距離の勤務先に向かってしまうことが多い。この日は、新しい週を機に生活リズムを整えようと思い立ち、徒歩で”出勤”した。その成果もあり今やるべき仕事は順調に進んだ。しかし、気温が寒く3月からは暖房が入らない規定ゆえ、身体が心底冷えてしまった。これは「免疫力」には最悪の環境なのであるが。

そんな状況で、更に”流れを変える”意図と、いくつかの理由から、ジムへ行く習慣を珍しく止めようかと思っていた。先週、小欄で紹介した「背筋下部痛」も未だ十分には癒えていない。やや咳き込むような感じがあるのは、花粉症にあらず冷えから来る風邪ではないか。などと思いを巡らし、後退的な思考が脳裏で蔓延していた。そして何より僕自身にしか理解できない理由もあったのだが・・・。

そんな気分での帰路、冒頭に記した場面に遭遇した。その子どもは、何かを僕に訴えかけたいかのような眼をしていた。すると彼が発したのは「こんばんは」の一言であった。そうだ!この地域では、子どもたちが見知らぬ人でも挨拶をする慣習が定着している。ましてや自動車を運転していて、左折等の際に待機をして横断歩道を渡らせてあげると、歩道から運転手方向を振り返り、深々と礼をし「ありがとうございました」のことばを発する。(こういう場面に何度も遭遇したことがある。)

その「こんばんは」を聞いた瞬間、僕は抱いていた後退的な思考をすべて払拭した。何を独りで籠ろうと思っていたのだろうか。その後、早足で帰宅し準備を整え、毎週月曜日に行く洋食屋さんで夕食を摂り、ジムへと車を走らせた。敢えて「背筋下部痛」があることを馴染みのトレーナーさんに伝え、今週のトレーニング計画が通常でないことを示唆する。冗談にも「ナカムラさんとしたことが・・・」と笑顔を返され、大変癒された。毎週参加しているストレッチクラスでも担当トレーナーさんに経緯を話し、苛々から「免疫力」も落ちていると付け加えた。その後、何度も二方面へのケアのことばを繰り返しもらった。結局、深く曲げなかったり、ウエイトを下げたりする配慮で、通常通りのプログラムはこなすことができた。

あの子どもの一言が僕を救った。
挨拶とは、かくも偉大なものである。
パラリンピック開催中、
そして僕の中には、
あの震災から3年が目前である"意味"が浮上して来たのだった。
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