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あの発表意欲を育もう

2014-02-15
次から次へハイハイと挙がる手。
「わかった!答えたい!」という意欲。
「付け加えます。」「ちがいます」という更なる声。
説明しそれを聞き、学び合う空間。
小学校の〈教室〉の活気に思う。

附属小学校で公開研究会が開催された。午前中には2コマの公開授業、午後は科目ごとの分科会と講演会という日程。他教科にも興味を持ちながら、やはり共同研究も進めて来た先生方が行う国語科の授業を参観する。この10年ほどの教育改革の流れもあって、多くが学習者主体により知識・技術を活用し、思考内容が創造的に生み出されるプロセスを重視した授業展開である。そこでは発達段階でやや様相は違うものの、冒頭に掲げたような光景に出逢うことができる。

社会が先進化する中で、論理性と主体性をもって創造的な思考を生み出すことは実に重要である。国語の授業においても、「明確な根拠を掲げて他者に説明する力」を育むことに重点が置かれる。その課題解決型の「学び合い・伝え合い・話し合い」のプロセスを通じて、「自信」を実感していく。「自信」は更なる「意欲」を生み出し、「やり甲斐」をもって学ぶ子どもたちとなる。

こうした附属校の研究テーマが、各所の授業で具現化している。子どもたちが自ら進んで発表し説明する姿を見るに、嬉しさのあまり僕自身も自然と微笑みたくなる。あの発表意欲が発達段階を追うごとに継続的に育まれたら、どんなにか将来の日本を背負う子どもたちは逞しく育つであろう。こうした公開研究が実施されること自体が、日本の初等教育の水準を高度に牽引しているのであるが、その影で中等教育への移行や高等教育における主体性や創造性の発揮に、的確に接続されていない感が否めない。この日の講演会でも語られたことであるが、初等教育水準であれば日本は世界でも屈指の充実度があるといってよい。(予算配分・人員整備などの教育政策的な問題はとりあえず棚に上げて。)

それでもなお、現在開催されている冬季五輪で、10代という若い世代が自由な翼を広げて競技に臨み上々の成果を上げる姿などを見ると、いかに「主体性」をもった「意欲」が大切であるかがわかる。その一方でメディアの喧伝による重圧で「型」に嵌め込まれてしまい、自由な翼を失ってしまった場合に、硬直し実力を発揮できないことが多々あることも実感する。(この問題はあらためて「スポーツ社会」カテゴリーで論じたいが)いつも「大人」の都合のよい「論理」の中で若く伸びる芽が摘み取られてしまう。何も五輪代表選手のみならず、多くの中高生も同じ「惨状」に身を置いている場合が少なくないのではないだろうか。

やや話は逸れた。
それにしても「あの」発表意欲を育みたい。
決して「附属校」だからではない。
「大人」の錆びた視線ではなく、子どもたちの生きた眼を大切にしよう。
偏向せず固定化しない、豊かで柔軟な思考がそこに見える。
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