fc2ブログ

いまここにいる不思議

2013-12-31
掃除をしながらふと考えた。
「いまなぜここにいるのだろうか?」と。
「当然」であるはずの日常も、実はそうではない。
歩いて来た道程の多様な彷徨を、あらためて実感する。
まさに人生は旅なのであるが、どんな旅を好むかである。

今年1年を締め括るべく、近所の懇意にする料理店の暖簾をくぐった。店主夫妻とはもはや、「顧客」というより「友達」だとお互いが認め合う仲である。話していると、「(僕が)この地に来てまだ1年と経ってないのが不思議だ」ということになった。もう何年も付き合っているような錯覚に、お互いが陥ってしまっていた。考えてみれば、それほど「質」の高い会話を繰り返して来たということであろう。

店主とは無条件に気が合う。お互いに元来は都会の出身であるが、地方に自ら来て、新しい人生を切り開いたという意味で彼は先輩でもある。なぜ地方の生活がよいのか?困った点は何か?当地の食材や自然環境のよさはどれほどか?等々の話題に触れるたびごとに、感性の一致を相互に感じている。まったく異なる業種にありながら、豊かな「生き方」を語り合う時間が過ぎて行く。

「挑戦する人生」という意味でも大変気が合う。一所に安住していれば、いられないわけでもなかった。僕の場合も、初任校である私立中学高校に定年まで勤務するという選択肢がなかったわけではない。だが、社会人として大学院に在籍し、私立ながら公募によって他校に移籍して、研究ができる環境を求めた。仕事との両立は並大抵なものではなかったが、常に前向きに進んで来たという自負がある。その結果、現在の勤務地に到達するという”運命”が待っていた。

そんな2013年回顧を肴に、美味しい酒の時間となった。
そして「まだまだ挑戦やろ!」と店主が呟いた。
すっかり肩の力が抜けて、気分もよくなる宵のうち。
語り合える親友がいればこそ、自己の真の姿が見えて来る。
帰宅して床に就き、いまここにいる”必然”が感じられるようになっていた。
関連記事
スポンサーサイト



tag :
コメント:












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
トラックバック URL:

http://inspire2011.blog.fc2.com/tb.php/1507-f753af7d

<< topページへこのページの先頭へ >>