『サンタさんありがとう』のあたたかさ
2013-12-25
「クリスマス・イブのひになりました。プレゼントをつつみおわったサンタさんがいいました。
「さあ、これでじゅんびがすっかりできた。
くまさんもきれいにリボンをむすんで、
でかけるしたくをしなくちゃね」
くまさんはそーっと、サンタさんにちかづくと
サンタさんにいいました。
「ぼく・・・ずーっと、サンタさんといっしょにいたい。
なんでもおてつだいするし、
いいこにするから、
ここにいてもいいでしょ?」
『サンタさんありがとう』(長尾玲子さく・福音館書店1998年)より
クリスマスイブの夜には、悲喜交々の物語がある。
最近出逢ったクリスマス絵本の中で、最も心の温かくなる一品から。
ロマンスやファンタジーの世界を、冷めずに享受する素直な心。
子どものみならず、大人が失ったものを取り戻せる時間。
就寝前にいまいちど読んでみた。
豊かな夢が見られた。
朝になって嬉しいこともあった。
絵本が教えてくれる世界観を大切にしたい。
冒頭に引用した「くまさん」はどうなるのか?
ぜひご一読いただきたい。
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