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懐かしの「バクダン」投入!

2013-12-19
「バクダン」といって何を連想するだろうか?
まさに「世知辛い世の中」では、実際の”物(ブツ)”が思い浮かぶだろうか。
それは食べ物に付けられた通称。
「バクダン」一丁!
「ニンニクの丸揚げ」を久し振りに食べた。

喉の痛みは快復し、授業で話すにも何ら支障はなかった。調子は通常に戻ったと思いきや、夕刻からの会議に出ると鼻水が滴り落ちた。閉鎖されて空気循環の悪い中で暖房が掛けられているというのは、過度な乾燥を招き耳鼻咽喉によろしくない。その会議中に何度も鼻を”かみわたし”た。(『源氏物語』須磨の表現から)喉からは波及しないということが、まあまた思い込みであったのだ。

そえでもなお、風邪薬を好まない。自己の自然治癒力を引き出したいと思う”たち”だ。そこで夕食の検討に入る。昨晩のうどん屋さんを連投か、はてまた洋食というのも今ひとつしっくりこない。そこで、かねてから行ってみようと思っていた焼肉屋さんの暖簾をくぐった。愛想のよいおばちゃんが顔を出し、親しみ深い態度で注文をとってくれた。

何度か足を運ぼうと思っていたので、もっと早く来店していればよかったと聊か後悔するほど、おばちゃんのテンションと僕の相性がいい。肉を焼いて食べていると、途中から僕の席の近くにやってきて、世間話を始めた。決して今回が初めてとは思えないほど、一気におばちゃんの雰囲気に馴染んだ。家の至近に、こんなよい店があったのだ。まずは体験してみるべき、と改めて自己の行動を省みた。

最後に「ワカメクッパ」で〆(しめ)と思いきや、壁に貼られたメニューに「ニンニク丸揚」があるのに気付いた。う〜ん!懐かしい「料理」だ。かつて初任の中高に勤務していた頃、近くの馴染みのラーメン屋さんで、いつもスタミナを付けよという意味で、それが出されていた。同時に麻婆豆腐などにも、包丁で叩いたニンニクが大量に入れられていて、仲間内では風邪薬を飲むより、あのラーメン屋という合意があった。通称「バクダン」!まさにここぞとばかりの再会であった。

まさに「ダイナマイト」のように、
蔓と皮で連鎖状になり丸みを帯びたその形状。
皮から一つずつ剥き出して食すると、栗のような味わい。
会計を済ませると、おばちゃんが「風邪はこれで治りますよ!」と豪語。
帰宅して風呂に入り内外から身体を温め、すぐさま寝込んだ。
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