ひき始めが治しどきよ
2013-12-18
ほとんど風邪をひかない自負がある。だが先日小欄の「強がりをいってばかりじゃ」へのご意見をいただき、
自分の弱さを認め、休息することも”修行”だと思うようになった。
予想以上の冷え込みに、朝方から喉に痛みがあった。
寒さ対策が不十分だった自己の傲慢を省みる。
「あなたはどこから?」というのは風邪薬のCMで、僕の贔屓にする女優が語ることばである。僕は「喉から」であり、「強がり」で言うとその後は他の箇所へ波及しないで沈静化する。今回は、極度な冷え込みから、着込む衣服・必要な暖房機・十分な掛け蒲団が不足していた、状況を顧みない生活を見直すことにした。ニット類を着て、研究室にもエアコンを入れ、毛布を一枚購入した。こうした対策の不十分さが、傲慢であるとつくづく感じた。
このような対策をとって、研究室で暖かく仕事をしつつ、温かいお茶を入れて喉を潤していると次第によくなってきた。夕刻になってどうしても”鍋焼きうどん”が食べたくなって馴染みのうどん屋さんに出向いた。ライス(小)も付加して、鍋の中には”餅”も入っていたから、炭水化物のオンパレードとなる。しかし葱や玉子の具材の栄養と相俟って、どうやらこの食事が身体内に”温かさ”をもたらした。その足で、ジムへ向かった。
ジムでも、通常の火曜日のプログラムを励行した。そして「強がり」は言わず、トレーナーさんに喉が痛い体調を伝えた。この正直さが肝心だということ。2つ目のスタジオプログラムは、リラックス系の「アロマツボ押しクラス」である。そこではトレーナーさんが、僕の話に応じてくれて、喉や鼻の通りをよくする”ユーカリ”の香りを選択してくれていた。香りが鼻からの腹式呼吸に即して、喉の炎症を和らげて行く実感があった。その後のツボ押しでは、喉に効く「肘から指三本分手首寄りの上腕部」のツボを教えてくれた。その30分間のクラスで次第に、身体が癒されていった。
温かさが残る身体で帰宅。自宅至近のスーパーで”生姜”を購入した。帰るなりそれを擦って冷蔵庫にある保存したカレールーに混ぜた。ほぼ具材のない”生姜カレー”をすすり、購入して来た毛布に身をくるんで寝込んだ。すると翌朝となった現在は、ほとんど喉の痛みが消えていた。やはり「ひき始めが治しどきよ」(かなり昔の風邪薬CMのキャッチーなコピー)なのである。自発的な行為はもとより、ジムのトレーナーさんに心から感謝したい気持ちである。それでもなお、この寒さに対しては、更なる心構えが必要であろう。
日常から免疫力を高める生活を。
その身体を更には過信してはならない。
自分自身には素直に対応すべきである。
そういえば、来月の人間ドッグもこの日に予約した。
健康は自分で”築き”、”気付く”ものである。
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