集中度を日常に埋め込む
2013-11-08
言い訳より集中度。前置きなく入ること。
それは日常がアップであるから。
筋肉と違い脳は即座に動いても大丈夫。
研究者の本分はこんな姿勢から生まれる。
朝型生活にして久しい。深夜まで研究に励んでいた頃もあったが、どうしても睡魔に襲われ効率的ではないと自覚したからだ。その点、朝の集中度は高い。前日の余計な思惑などが残存していることもなく、脳内が整理されている感覚。実に気持ちがいい。
記憶を辿れば、大学受験の時も朝型を勧められて励行していた。部活動を高校3年の7月まで継続していたせいもあって、夜は疲労があるという理由からだ。早朝4時頃から学校へ行くまでの時間。一見して短いようだが、夜より効率が倍増すると考えると、3時間でも十分な勉強時間であった。
集中度を高めて研究室にいると、事務的仕事や雑事、そして会議などが隙間に入り込んだ感覚になる。4月に赴任した直後から、環境に不慣れなせいもあって、どうもそれが逆転していた。不思議と雑事が煩わしいとは思わなくなるのは、本道を集中して歩いている安心感からである。
かくして自分なりのペースがようやく得られた。
時間は生み出すものである。
時間に引き摺られない安心感。
それは集中度の恩恵だ。
「忙しい」のは自覚次第なのだ。
- 関連記事
-
- 教育の研究者は何をすべきか? (2015/06/01)
- 「和歌」研究と「短歌」創作と (2015/05/13)
- 人文科学の「複数性」こそが窮地を救う (2015/01/25)
- 「二刀流」で歩む道 (2014/11/09)
- 学問のちから (2014/09/21)
- 時を忘れるとき (2014/06/20)
- 「そもそも何か?」を問い続けよう (2014/06/08)
- 刺激が進む力になる (2014/05/19)
- 「わたし」を立ち上げる (2014/05/18)
- 「お答えになっていますか」でいいのでしょうか? (2014/02/02)
- 研究の原点 (2013/11/10)
- 集中度を日常に埋め込む (2013/11/08)
- 閑かなキャンパス (2013/11/05)
- 積み重ねてきた日々 (2013/10/14)
- 質問内容こそヒントなのだ (2013/09/30)
スポンサーサイト
tag :