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「ヤバいっす」「マジっすか〜」はいいっすか?

2013-10-03
いつの時代もある若者言葉。
「ヤバいっす」は最高最悪両刀使いとなり、
「マジっすか」は緊迫した場面でも口癖となる。
パブリックスピーキングではもちろん御法度。
教育実習での学生の言語使用事情を考えた。

後期の初授業。授業ガイダンスと称しつつ、夏休み中に実施された教育実習の振り返りを「国語」教科の観点から行った。「学校現場で使用すべきではなかったと自覚した語彙(表現・言葉遣い)を挙げてみよう。」という課題である。個人個人で用紙に挙げてから、6人程度の班別で意見交流を行った。本日の題としたような語彙から、学習者への姿勢が問われる言葉遣いなど、各班で多様な意見が出された。

授業では使用しなかったが、子どもたちと個々に接した時に出てしまった。緊張度が高かったり、窮地に追い込まれた時につい。などと学生たちの日常における言語生活が、〈教室〉でも露出する場面が多々あったようだ。指導教諭より指摘を受けたり、相互に注意し合いながら自覚をしたならばまだしも、そのまま放置された場面も少なからずあると想像する。

「日常から言語感覚を磨こう」というのがこの日の授業の主旨である。友人たちと話す打ち解けた会話、それはそれでいい。だが「じゃあ・・・」などという会話の切り出しが授業で頻発したらどうだろうか。場面によっては、「じゃあ・・・(仕方なく)」といったニュアンスを伴い、学習者に要らぬ思いをもたらすこともある。ついついそんな班別発表の意見を拾っていたら、こちらが大学講義内で「じぇは・・・」(「では・・・」と言おうとして)などと口走ってしまった。「今年は、「じぇ」の音が流行っていますから」と切り返して笑いが起こって収めたのであるが。

そいえばNHK連ドラが新番組となったが、朝の15分が終わった直後の不快感については以前にも小欄で指摘した。NHKらしからぬ「バラエティー番組」(内容的には十分にNHKらしいので尚更)の冒頭で、司会者が連ドラの感想をニヤけて述べることへの嫌悪感のことである。この日も、新たな連ドラが洋食屋を舞台にしているゆえ、司会者(女性)は開口一番「ヤバいっすね〜、朝食をまた食べたくなっちゃいますね。」と発言していた。感想の強要と同時に、使用語彙としても甚だ疑問を感じた。多くの人々が受信料を支払っているのであるから、せめて視聴率争いの渦中に身を陥れるのは避けて欲しい。(と思うのは僕だけだろうか。)

〈教室〉で使用する言語のあり様。
「思考」は「言語」より構成される。
「判断」も「価値評価」を「言語」で付ける。
「表現」すべきは社会性により規定される。
日常語(若者言葉)を否定するわけではないが、
せめて言語感覚に敏感になろう。
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