小さな一歩を大切に
2013-09-10
目標が眼前にある小さな一歩。目標まで遥かに遠い大股な一歩。
前者に接した際の心の緩み。
後者に接した際の心の力み。
どちらも戒めなければならない。
日常生活でも、一気に都合よく片付けようとすることがある。だが往々にしてそんな気持ちのときは、失敗をすることが多い。あれこれと考えを巡らし、その結果、身体は力み、思うような方向への一歩が踏み出せないことがある。
『徒然草』の「高名の木登り」で語られる有名な話。木登りも安全な高さぐらいになって気が抜けた際に危険が潜んでいると「高名」な「木登り(師匠)」は語る。まさに締め括りの小さな一歩を疎かにすることに対する警句である。
気が緩んだり、力んでみたり。スポーツでも、こうしたメンタル面をコントロールできるか否かが成否に関わることが多い。その均衡を保つことができて、リラックスした柔軟な状態で動けてこそ、真の力が発揮されるというものであろう。
今日の小さな一歩。
それは自ら動く場合もあれば、
他者からにわかに提供される場合もある。
「3歩歩いて2歩下がる」でもいい。
小さな一歩を大切にしたい。
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