台風・秋雨・運動会
2013-09-05
台風が通り過ぎて行った。夜中のうちに、あまり意識しないうちに。
元来が鈍感なのかもしれないのだが。
昼前には快晴の青空となった。
この時季、運動会の準備に気を揉む学校も多いことだろう。
台風が連続するように南海上で発生しては、比較的早々に熱帯低気圧に格下げ。懸念するほどの被害などには見舞われずに済んでいる。(僕の居住する地域は、であるが)その台風の通過ごとに、秋風が涼感を増すように感じている。次第に空も高くなり、過ごし易い気候になった。(これも僕の住んでいる地域が、であるようだ。)
この2学期(後期とする学校もある)早々、運動会を予定している学校は多い。現在、共同研究を進めている附属中学校がそうである。また過去の僕の勤務校も複数がそうであった。2学期に入ったばかりの時期ではあるが、むしろ「目標」を一つ定めて、学校全体で行事に取り組むということに利を求めるからであろうか。
台風ならずとも、この時季は秋雨に悩まされる時季である。中高専任教員だった頃、何度となく運動会の予定が順延になったり、準備の段階でグランド整備などに苦心した経験がある。元来、晴天の可能性が大きい10月に行うのが運動会の通例であった筈だが、いつから9月開催が隆盛になったのであろうか。(それとも僕が関わる学校が奇遇にも特異であるのだろうか。)
体育の日(10月10日)を事実上(晴れの特異日として)喪失した現在、10月に運動会をやる必然性も失われたのであろうか。いや11月3日の文化の日は健在であるが、文化祭もまた9月中に開催する学校も多い。これがまた秋雨の影響で、校庭の露店がテントで雨を凌ぎながら営業している光景が、定番として僕の記憶に焼き付いている。
9月中の残暑も厳しくなって来た昨今、季節とともに歩む学校行事の姿が、やや変様し始めているのだろうか。今年も雨に気を揉む運動会関係者が多数いるのであろう。学校行事としての運動会を作り上げ、成功させるのは容易ではない。その過去の僕自身の苦心の経験を今更ながら、思い出すこの時季でもある。
今年も僕の関係する所だけでも
いくつも運動会が週末に控えている。
いずれも先生方の準備段階のご苦労に敬意を表するとともに、天候の安寧を願う。
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