ダブルバインドから三つ巴
2013-09-03
一つに集中していた心が、否定できない二つ目の条件に出会う。
そしてこの双方から逃避することはできない。
人間社会の複雑な構造。
そして更なる感情までもが・・・。
物事に集中できるのは、どれだけ他の拘束や気掛かりなことがないかが重要だ。特に創造的発想で原稿に向かうときなどは最たるものである。文章を書き込んでいる行間に、まったく違った”気になること”が顔を出せば、流れが停滞するのは必然である。
偶有性に満ちた日常。確かにその方が生きている愉しみも多い。それを存分に楽しむには、どんな状況も受け入れる許容性と耐久性とが必要であるかもしれない。想念で終わるのではなく、踏み込んでみて行動してその結果を受け容れて行くのである。
こうした状況下で、少々考え事をしようとコーヒーショップまで。しばらくコーヒーと珍しく甘い物を食しながら考えていた。すると予想もしないBGMが流れた。その曲は、僕にとって忘れ難い思い出を再興させるものだった。もはや出口のない三つ巴に至ったのか。
だが三つ巴に至ることで、緊張が解けてきたのも事実だ。自らの過去・現在・未来を俯瞰するかのごとく、柔軟な発想が浮かび上がって来た。どうやらこの偶然の極みともいえるBGMに感謝しなければならなかったようだ。
緊張をほどく第三の条件。
板挟みになっても縦方向があることに気付いたりする。
そこで全面を志向できるか否か。
もちろん全ての拘束から逃れることも視野に入れて。
人生とはこうして考えながら歩むものなのであろう。
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