“The last straw”にご用心
2013-08-28
「最後の藁」その時に自覚はない。
蓄積されて来た大量の荷物の上に加わる僅かな加重。
その「藁」が悪い訳ではない。
It’s the last straw that breaks the camel’s back.
猛暑で疲れた身体は、涼しくなった頃に疲弊が露見してくることも多い。飲み物の摂取過剰で疲れた胃腸。バランスを欠いた食生活。寝苦しい夜の連続による睡眠不足。様々な要素が身体に疲労を蓄積させているはずだ。
冒頭に記した英語の諺は、よく同僚の英語教員が生徒に話していたものだ。これがとても気になり、僕なりに色々と考えることもあった。問題は「最後の藁」なのではなく、それまでに駱駝の背中の上に蓄積された過剰な積載物なのである。裏を返せば「最後の藁」となることは当事者にとって、事が起こらない限りわからない恐怖があるということだ。「背骨を折る」ということは、まさしく”致命傷”に他ならない。
「まだいいだろう」と考えてしまうことは日常に山積している。口座振替日、予約開始などの実利を伴うことも、いつしか当日になってしまっていることは多い。僕は日頃から洗面所・浴室には常に除湿器を稼働させている。蓄積された水を「まだ大丈夫だろう」と確かめもせずタイマーを掛けて外出し、帰宅した時に満水となっていて除湿効果が十分でないこともある。水は気付いた時に廃棄すべきなのである。
日常で蓄積させてはいけない最たるものがストレス。
その場、その場で適切な解放をしておくべきだ。
「まだいいだろう」という後回しの発想で、
取り返しのつかないことになることも。
決して駱駝の背骨を、折ってはいけないのである。
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