平和を「祈る」から「創る」へ
2013-08-10
ちょうど1年前のこの日、僕は猛暑の長崎の街にいた。
テレビでしか観たことのない平和祈念式典に参列。
二度と起こしてはならない原爆の悲劇に思いを致すため、
その時間その場にいることで、永久の平和を祈った。
そしてまたこの日が来た。1年間、僕は平和に対して何ができたであろうか?毎日書き込んでいる小欄へのメッセージ。ことばを刻むことで、ささやかながらも読んでいただく方々に、自己の思いを届けようとはしている。また仕事である授業や研究を通じて考えたことを行動に移してもいる。特別なことではなく、まずは己が平和な環境の中で信念を貫くこと。それが平和の原点ではないかと思うこともある。
この数日間、サザンの新曲にアンパンマンマーチと、音楽の歌詞に載せたメッセージ性への気付きをことばにしている。ちょうどサザンがデビュー35周年と5年ぶりの復活という話題で、NHKが特集を組んでいた。番組名も「サザンオールスターズの流儀」。番組の最後で桑田佳祐さんは、次のように語っていた。
「音楽を通じて何らかのメッセージを届ける。
これがポップミュージックの原点だと思います。」
音楽で生きる人は音楽で、ことばで生きるひとはことばで、
己の生きる証としてメッセージを発するべきではないか。
桑田さんのことばを聞いて、感極まるほど感化されてしまった。
そうだ!僕のスタイルで、方法で、視点で、メッセージを出そう。
あらためてそんな思いを強くした。
「平和を祈る」というのは簡単だ。
だが、平和は常に「創る」ものであろう。
毎年のことではあるが、
長崎市長の平和宣言にはその「意志」がある。
しかし毎年のことではあるが、
首相のことばは、性質は違えど空虚であり過ぎる。
僕は、一時的に東京に戻った。
この地の繁栄を以前と違う視点で視ながら、
己の中に「平和を創る」日々は続く。
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