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歌おう!「未来に平和の花咲くまでは」

2013-08-07
サザンの5年ぶりのシングル「ピースとハイライト」
早速入手した。(発売は8月7日)
そのサビに曰く

「希望の苗を植えていこうよ
 地上に愛を育てようよ
 未来に平和の花咲くまでは・・・憂鬱(Blue)」


桑田佳祐氏が曲作りについて述べているインタビュー(tower+ special issue Aug.7)によれば、

「5年ぶりだからという情緒や復活といったお祭り騒ぎではない方向性のもので、今の時代と向き合った現実を歌にしたかった。」

と述べている。

そしてこのタイミングでの発売。まさに平和とは何かをあらためてわれわれに問い掛ける。われわれはこうした”何か”がない限り、あまりにも平和を当然のこととして安易に見てやしないか。まさしく68年前のこの日、広島に原子爆弾が投下された。そして9日には長崎にも原子爆弾の投下。そして15日の終戦の日へと連なる。もちろん沖縄で組織的戦闘が終結した6月23日にも遡り、われわれは「平和」の尊さを噛み締めなければならないはずだ。

広島で行われた平和記念式典では、小学生男女の声が「平和」を健気に訴えた。そのしっかりとした声と賢明な表情からこそ学ぶものが多い。広島市長の平和宣言は、福島での原発事故以後の不安と今後の原発輸出政策への懸念が盛り込まれた。「平和」とは、戦争により侵されるだけではなく、人間が人間らしく生きる条件を破壊するものには、人として警鐘を鳴らし受け入れないことで初めて創られていくものだろう。そう「平和」は維持したり守るものではなく、僕たちが創り上げていかねばならないものだ。偏向した発想では、決して「平和」を創り出してはいけない。


サザンの新曲に戻ろう。

「教科書は現代史を
 やる前に時間切れ」

まさに教育の一断面を鮮烈に語る。
仮に「時間切れ」を克服している学校があるとしても、
それは”大学受験”の為が最優先で、決して「平和」を創る為にあらず。

「都合のいい大義名分(かいしゃく)で
 争いを仕掛けて
 裸の王様が牛耳る世は・・・狂気(Insane)」

「裸の王様」を許しているのはわれわれだという自覚を持とう。

「20世紀に懲りたはずでしょう?
 燻る火種が燃え上がるだけ」

たかが68年間で忘れてしまうほど、われわれは愚かであることを自覚しよう。

「色んな事情があるけどさ
 知ろうよ互いのイイところ!!」

われわれの身近にも”粗捜し”が存在していないか?
他者の「イイところ」を見ようとするのが「平和」の原点ではないのか。
誰しもが「イイところ」を見て欲しいはずなのに。

「この素晴らしい地球(ふるさと)に生まれ
 悲しい過去も 愚かな行為も
 人間(ひと)は何故に忘れてしまう?」

忘れない為に68年目の8月がいま進行中なのだ。
さあ、まずこのサザンの曲を歌えばいい。
僕たちがいまこそ考えなければならないことは何か?

この曲を噛み締めつつ、
僕は15日までにいくつかの行動をしてみようかと思う。
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