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夏を受け止めて

2013-07-09
朝、キャンパス内を歩いているとふと夏の香りが・・・
喩えようもなく良い気分になった。
しかし、大学研究室に到着すると汗が引かない。
6月中は窓を開けて自然の風で凌いでいたが、やはり冷房の出番となる。
着ていったシャツは通勤のみで既に大きな汗染みができてしまう。

夏は朝、まだ穏やかな陽射しのうちが「をかし」。それにしても全国的に猛暑が報じられている。気温からすると僕のいる南国よりも、東京など関東地方の方が高い数値が記録されているようだ。まさに暑さの”種類”が違うということであろうか。冷房の余熱やアスファルトからの反射は息苦しい。僕は今、山や海から吹く風に草木の香りが漂っており、家の窓を開けた瞬間に癒されている。

それでも「暑い!」といわざるを得ない状況になってきた。4月当初から大学の同僚の先生が、徒歩圏に住居がありながら、なぜ車でキャンパスまで来るのかと疑問に思っていた。だがその疑問も自然に解けつつある。なだらかな丘陵を登り続けるキャンパスへの道を歩けば、やはりそれだけで汗が引かない。おまけに最近は、トレーニングを頑張っているせいか、発汗が促進されているような気もしている。荷物があるとか、附属校へ赴くとか理由をつけながらも、車でキャンパスまで向かうことも多くなってしまった。

それでも夏は嫌いではない。野球をやっていたので炎天下での練習には苦しい思い出があり、もはやそれが美化される年数を経たためか、夏の良さをひしひしと感じることが多い。中学生の頃、夏休みに伯母の家に行くと身長が伸びて帰って来るほどの成長が自覚できた。やはり夏の暑さは成長の好機でもある。

一日の締め括りはトレーニング。
能動的に動くことが明日への活力となる。
汗がほとばしり、スタジオの床に弾ける。
その水滴を見つめながら、熱い心身を自覚する。
夏を受け止めて。
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