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「絵本語り」が創る夢と想像力

2013-07-02
「読み聞かせ」という語はどうもいけない。
「聞かせ」に「・・・させる」という語感が伴い、
聞き手が受動的であるという誤解が生じる。
お話の聞き手が心に新たな意味を創り上げる。
素朴な想像を豊かに拡げる「語り」でありたい。

附属中学校で実施された「絵本語り会」の見学に出向いた。学校図書館のスペースで昼休みにPTAの担当の方々が「絵本語り」を実演した。参加生徒も延べ70名近くはいただろうか。「ぐりとぐら」など幼少期を懐かしく思い出す人気の題材。「OLIVIA」を日本語版と英語版。そして話の機微に矛盾が満ちた滑稽なストーリーテリング。「せいたかだいおう」に「果てしない物語」(ブックトーク)と、多彩な作品が「語ら」れた。

聞く生徒の表情は活き活きしていた。昼休みというリラックスした時間ということもあるが、床に腰を下ろし姿勢からしてゆったり。この開放感がファンタジーを味わう際の最低条件であろう。決して背筋を伸ばしたり硬直した身体で聞くべきではない。硬直は想像力を頽廃させるが、柔軟な開放が豊かな感性を限りない世界に飛翔させてくれる。

終了後、PTAの方々の懇談に参加させていただいた。
1、ライブで声を届けることの重要性
2、語る側も聞く側も、主体的に新たな意味を心の中に創造すること。
3、絵本は年齢を問わない。
(とりわけファンタジーから遠ざかる中学時代には定期的に絵本語りをするのがよい。)
など3点をお話しさせていただいた。

大学附属中学ということで、附属小学校との連携も強くPTAの方々も熱心にこうした活動に取り組んでいる。「絵本語り」は、話し手と聞き手が関係を築くという点でも有効だ。多感な中学生時期に、親子相互の気持ちへの想像力を衰えさせないためにも、こうした活動が貴重であろう。中にはご自身のお子さんが会場に足を運んでいるという方もいらした。

「絵本語り」が創る夢と想像力。
夢を失った大人、
いや社会が本当に必要としているものは何か?
各自が想像力を最大限に発揮して相手を思いやればこそ、
平和な社会が構築できるというものである。
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