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海を見つめる心

2013-05-13
ただ海が無性に見たくなることはないだろうか?
特に何の意味がある訳でもなくただただ。
揺れる波頭、遠くにある水平線の豊かな盛り上がり。
それを見つめるだけで落ち着いた気持ちになることがある。
海は僕たちに力を与えてくれることがある。

幼少の頃に、父が車で連れて行ってくれた湘南は江ノ島。モノクロ画像のような記憶が脳裏に焼き付いている。桑田佳祐の曲が大好きなこともあって、自分で車が運転できるようになると何度となく湘南に足を運んで来た。その度に心を癒され、次なる一歩の契機になって来た僕にとっての忘れ難い土地である。

元来、生物は進化過程で海から陸に上がったと云われる。僕らのどこかに海を”故郷”として懐かしむ記憶を持った細胞があるのだろうか。希望も憤慨も寂寥も享楽も、みんな海が引き受けてくれそうな気がして来る。昔日の”青春ドラマ”のお決まり事は、終末の「海の場面」であった。どんな展開の結末であろうとも、海は登場人物の心を和ませて、青春の甘酸っぱさが開放されて一話を終えるという装置として機能していた。

今現在、やや遠景であるが海が見える環境に身を置いている。自宅を出る際は階段の踊り場から必ず海を見つめることにしている。この季節はまだ穏やかな海面が、言葉にならない何かを語りかけてくれる。海の恵みとは、何も海産物だけではない。豊かな心を支えてくれる効用もあるようだ。季節は巡り、そのうち荒れ狂う海面となる日も来るだろう。それでも生きることを写すような存在として、僕は海を見つめ続ける。

自然に囲まれている心の豊かさを感じ始めた今日この頃。

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