己がわかる「対話」
2013-05-08
小さな「対話」を大切にしよう、と考えてGWも明けた。
早速、職場の廊下で昨日のことをある人に話した。
すると期待以上の”反応”が返って来た。
自分が何を考えて何を行動するのか。
それは人に話してこそ分かることが多い。
キャンパスを歩いていると、学生が挨拶をしてくれる。そして更に一言を添えてくれた。どうやら「ゼミ会」のお店が決まったということらしい。1ヵ月前にはなかったコミュニケーションが確実にキャンパス内で起きる。何でもないこうした会話が、無性に嬉しい気分にさせてくれる。
この1ヵ月、顔馴染みになった学生以外、僕が見知らぬ学生でも挨拶をしてくれる率が高いと感じている。(もちろん60名程度の講義であれば、なかなかこちらから受講者の顔を全て捕捉するのは難しい。)中には学食でアルバイトをしている学生が、「◯△の授業を取っています。」と料理を給仕しながら微笑んでくれたこともあった。こうした状況は、あまり都会の大学では見られない人と人との密接さが存在していると感じる。この”密度”であるからこそ、生まれている”良さ”を大切にすべきであろう。
それでもまだまだ、個人的な話をできる人は少ない。都会ではその”密度”のせいか感じなかった淋しさに、急激に襲われることもある。しかし、もしかすると都会では、目に見えない雰囲気で寂寥感を誤摩化していたのかもしれない。となると、こうした土地の大学にいるからこそ、見えて来る人と人との「対話」があるのではないか。最近、そんなことを考えている。
「ことば」・「文学」、そして「教育」を専門とするからこそ、
己が見える「対話」を自ら日常で築き上げる必要がある。
豊かな人と人との繋がりに、聊か光が見え始めた今日この頃。
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