自己観察の60分
2013-04-24
今月から新入会したジムで、週1回ヨガに参加している。以前からヨガの動きを利用したトレーニングプログラムには参加した経験があった。
だが、ヨガそのものに継続的に参加するのは初めて。
ヨガにも様々なスタイルがあると聞くが、
そこでは、徹底した「自己観察」を施すということが大きなテーマとなっている。
動きやポーズ等の外見上を気にするのではなく、内面から己を見つめる時間。
新たな”運動”の境地に出会っている。
自己の中に多様な視点を持つということ。もう一人の自分が、ヨガに入っている自分の姿を見つめているということ。その薄暗い空間の中で目を閉じて、心に浮かんで来るものは何か?一つずつ浮かび上がる邪念を排して行った時に、遺るものは何であろうか?精神構造の中が雑然としているのを、書類整理をするかのごとく一つ一つ片付けて行く。そんな感覚に浸っている。
昨日で3回目であったが、ようやく”ここだ”という瞬間に出会った。自己観察をするというのも容易ではない。ほんの刹那の中に、今の自分が佇んでいるのが見えたような気がした。邪念・情動・欲求に左右されない静寂な心になるとき。
そして最後には、呼吸そのものを自覚する。左右の鼻から交互に呼吸を繰り返す。(一方の鼻を指で押さえる。)鼻の詰まり具合はもとより、日常的にどれほどの呼吸ができているかが思い知れる。肺の奥底まで、存分な空気を落とし込む。そしてまた風船を萎ませるように、全てを吐き切る。
己と向き合う60分。
外が雨であるなど、何ら問題ではないということ。
人は何よりも自己を知らないのかもしれない。
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