小さな岐路と縁
2013-03-03
駅頭でいつもの場所にトイレがない。「改装につき1番ホーム内に移動」という表示。
改札口を前にして行くか否かと考えて、
結局行くことにした。
すると・・・
ある駅での出来事。“わざわざ”トイレに足を運ぶと偶然に知人と会った。先ほどのささやかな決断で改札口を出てしまえば会うこともなかった。その後の目的地は同じゆえに、すぐにまた会うことができるのだが、それにしても縁のある者同士なのだと自覚した。
小さな寄り道に、必然かとも思えるような出会いが潜むことがある。何事も効率よく無駄のない行動が良いような印象を受けるが、そうとばかりはいえない。少々回り道になっても、その場に立ち寄ることで開けて来る道がある。そこに言葉では説明できない“縁”が埋め込まれている。
人生の道もまた同じ。全ての時点を順調に歩ける人は皆無であろう。様々な紆余曲折があってこそ、生きている意味がわかることが多い。偶有性に満ちた予測のできない展開の中にこそ、数奇な“縁”に巡り会えることがある。何事も“理由”を求める社会であるが、「説明できない」ことに依存している部分を消去してはならないのかもしれない。
ある駅での出来事から考えたこと。
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