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ある買物の風景

2013-03-02
中高年夫婦が百貨店で買物をしている。
妻はバッグ売場で、あれでもないこれでもない。
しかし、夫は売場にも入らず通路で「早くしろ」とばかり顰めっ面。
日本ではよくみる光景である。

時折、こんな光景を見ていて、なぜともに買物を楽しまないのだろう?と疑問に思うことがある。女性にとって買物は、もちろん品物を求めるのと同時に、大きなストレス解消のような作用をもたらすのではないかと思う。その心性に対して、中高年男性はあまりに無頓着である。

場合によると、百貨店の通路でゴルフのスイングチェックを始める。眉間に皺を寄せて、仕事以上に真剣な眼差し。悲しいかな、その動きを観察すると決して上手なゴルファーとはいえそうにもない。場違いな動作が、一層感情的にそのような見方を付加する。

だいぶ時代は変わったが、日本の男性は、買物や食事を楽しむという感性に乏しい。特に家族の中では、甚だしくわがままな場合が多い。仕事上では、謙虚に装っていても、長年連れ立った伴侶等には横柄な態度を頻発させる。内と外、顔の違う日本的社会の一側面。

老舗百貨店に行った際に、考えたこと。

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