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心に栞がありますか?(4年ぶりのWBCへの想い)

2013-02-15
自らの過去に遡り“あの時”だと思える出来事。
実際にその過去においては何の意味があるのかを悟ることはできない。
時が過ぎ、新たな邂逅を経てようやく運命の糸が顔を覗かせる。
ただ“某かの予感”がなかったわけでもない。
本に「栞」を差し挟むようにその1頁を深く心に刻んでいた。

WBC日本代表の選手たちが、宮崎の地に召集された。ふたたび野球の世界一を目指した闘いが今日から始まる。ちょうど4年前、僕はそのキャンプの初日にして、宮崎県営サンマリンスタジアムのネット裏に陣取り、選手たちの一挙手一投足に目を凝らしていた。そしてまた、日本代表が優勝を掴んだ日にはロサンゼルスの地に立ち尽くしていた。その09年における約1ヶ月間は、僕にとって決して忘れられない日々である。そして“某かの予感”の意味が、とうとうわからずに4年間という時間を要した。

ライバル韓国との闘いを中心に激闘の連続。日本代表は東京ラウンドでも渡米してからも、目の離せない試合が続いた。ある1球が大きく試合の流れを左右する。人生もまた同じ。ある小さな行為が、果てには大きな報いとなって返って来る場合がある。多くのスポーツ競技が「人生」に喩えられることは多いが、野球ほど精密にそれが現われる競技も少ないように思う。いや、僕自身が野球の試合を、確実に「テキスト」として「精読」しているからかもしれない。野球ファンとして、常にこの上ない「仕事」をしつつ試合は観戦すべきだという信念があるからだ。

野球の試合は最後までわからない。延長戦という場合もある。深い偶有性の海の中で、結果は“神のみぞ知る”。予想もしない出来事へどう対応するか。そしてどんなに打ち拉がれても、イニングは進む。過去を活かしながらも、過去に囚われずに、どのように“次”を大切にできるか。野球の試合が終了したときの、この上ない感慨というのは、こうした試合運びの節目を十分に「精読」することができた者だけに与えられる特権である。

前回のWBCから4年間。
日本代表に匹敵する闘いに、僕自身が挑んで来た気がする。
自らが“プロ”として生きる道を模索しながら。

今年の日本代表をサンマリンスタジアムで観た時。
僕は更なる新しい世界に邂逅するような気がしている。
あの「心の栞」の意味がわかるであろうから。

野球は人生そのものなのである。
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