fc2ブログ

語ることで思考は躍動する

2012-11-29
前週に続き担当するスピーチクラスでは、「新聞記事に対する意見」が課題。衆議院解散総選挙の時季と重なり、様々な日本の未来の課題が浮き彫りになっている情勢の中、学生たちも真摯に今の自分に向き合った。前回総選挙の投票率を掲げて、3分の1の人が投票していないことに疑問を呈する意見を述べる者もいた。大学1年生ゆえに、まだ投票権がないことがもどかしいという趣旨のことも添えて述べた。語ることで目前の選挙に対しても、大変意識が高まるという実例を見て、やはり巷間でも多くの人々が政治を語るべきではないかと改めて思うのであった。

授業後の講師室を、春学期に担当した学生が訪ねて来た。教職科目の課題で、教員経験者へのインタビューがあり、僕を対象に実施したいという用件。約30分間、そのインタビューに応じた。「教員としての経歴」「教員になった動機」「教員として難しかったこと」等々を問われて、僕自身が過去の教員としての自分をことばとして表現した。次第に、自分はどんな教員だったのかということが、客観的に回顧され、その歩んで来た道の意味が反芻された。ここでもまた、語ることで思考が躍動した。質問の最後に、「教育とは何ですか?」とあったが、「対した生徒(学生)から学び続けること」と答えた。そうだ、この眼の前でインタビューしている学生からも、改めて自分の過去を回顧するという“学び”を与えてもらったのだ。

授業後の夜は、知人のライターさんと久し振りに会った。お互い違う分野で活動しているが、やはり彼とも語ることでいつも自分の問題意識が先鋭化される。更には知人と会ったお店には、今の政治情勢を語るにはこの上ない方が来店していた。選挙の情勢やこれからの日本はどうなるのか。いくつかの観点から意義深いお話ができた。本当に1日中、様々な語りによって自分の思考が、更に躍動した1日であった。もちろん、こんな政治・社会の奥深い話ができる馴染みのお店こそ、「思考の舞台」ともいえる。その存在に感謝この上ない。

語ることで思考は躍動する。
ことばを持っている人間であるゆえに、
まさに「声で思考する」べきであるのだ。
関連記事
スポンサーサイト



tag :
コメント:












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
トラックバック URL:

http://inspire2011.blog.fc2.com/tb.php/1113-110f2565

<< topページへこのページの先頭へ >>