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眼球への愛着

2012-10-19
年に1〜2度眼科に定期検診に行く。歩く脚よりも喋る口よりも、遥かに眼を酷使している。只今、小欄を書く為にPC画面に向かうときも、通勤途中に文庫本を読むときも、はてまた〈教室〉で授業を行うときも、眼は最大限に活躍してくれている。それゆえに、状態を点検する必要を十分に感じるからだ。

視力検査の結果なども、年々変化が表れる。幼少の頃から、視力には自信があったのだが、さすがにこの眼の酷使により、それを維持するのは難しいらしい。そして眼球の奥底まで診るという「散道検査」。看護師の方が目薬をさして暫くすると視界がぼやける。そして眼球を左右上下に廻すようにして、球体全体に光を当てながら医師が診てくれる。

眼が球体であったことへの自覚。日常では自然に視野を確保するために動かしている眼球の筋肉を、指示されたとおりに最大限に動かすというのも、特異な気持ちになる。本来、覗くべき機能をもつ眼球を覗かれる。「視る」行為に「診る」行為を重ね合わせる。このありふれた「視野」そのものを、身体器官が支えているのだという自覚が強調されるひとときである。

特に異常もなし。瞳の乾きに対する点眼薬を処方してもらって診察終了。いまだ薬の効果でぼやけた視界のままに帰宅した。それでも眼はまた、帰路の光景を的確に捉えて、僕自身を安全に歩行させ、電車に乗車できるように働いてくれる。まさにありがたき身体器官。眼球への愛着を深めるための1日でもある。
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