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間違ったっていいじゃないか

2012-08-21
人のやることに完璧はない。むしろ間違うことの方が多いのかもしれない。それは誰しもが分かっていることだ。それにも関わらず、人は他者に完璧を求め間違いを許さない。特に昨今、そのような“感情”に出会うことが多い気がする。そう思っていること自体が間違いであることも知らずに。そして自らにも完璧を求めるが為に、追い込み苦しむ結果になっている。

特にマニュアル通りに行えば間違いはないという“信仰”は、こうした勘違いを誘発する可能性が高い。型通り時間通りの発想は、例外を許さない。人間的である以上にマニュアル通りに機械的に行うのが完璧と見なされる。そもそもそのマニュアル自体も、ある人間が作成した不完全なものだということは無視されて。僕たちは、こうした似非完璧主義に、踊らされ過ぎているのではないだろうか。

米軍が発表した“オスプレイ”のモロッコでの墜落事故原因は、「操縦士のミス」であると発表された。操縦士がマニュアル通りに完璧に操縦していれば、決して墜落しなかったとでも言いたいのだろうか。機械は完璧であるのに、人がミスを犯した極めて個別的な事象だということなのだろうか。抑も、素人目に見てもあの重量の機体が、ヘリとプロペラ機の両方の利点を兼ね備えて離着陸から飛行するということ自体が困難だと思ってしまう。今、筆者は「利点」と書いたが、それは同時に「欠点」ともなることに目を瞑ってはいけないはずだ。

「天災」か「人災」かの議論もまた然り。そこに人間が作ったものがあり、それが原因となり災いが起こった以上、「人災」に他ならない。人間が完璧であるからこそ、“天”による不可抗力な災いが起こってしまったというのは、まさに逆説的な“神話”に過ぎない。「間違い」をどう捉えるか、そのことは僕たちが社会を見据える視点を決定的に左右していると思うのである。

間違いは許されない。
その“空気”が〈教室〉を沈黙させる。
完璧なその場の要求通りの“答え”しか発言できない場。
多様な意見を述べて思考を撹拌してこそ、教育現場であるはずだ。
そこで育ってしまった日本人の感覚こそが「間違い」なのだ。

間違ったっていいじゃないか。
人間だもの。
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