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写真・俳句そしてリーディング・ワイン

2024-02-11
俳句と写真の相性、そして詩もあり
米国カリフォルニアでのwineとreading
奇しくも馴染みのBARで音読の会のゲストとして

俳人・佐藤文香さんの写真展に伺った。彼女のご両親は萬葉集研究会の先輩にあたり、研究会の旅行などの機会にまだ幼少の文香さん姉妹を連れて来ることがあった。まだたぶん小学生になったかどうかの頃だろう、既に僕自身もOBとなっていたが指導教授の上野理先生とともに伊勢に赴いた際の文香さんが鮮烈に僕の記憶に刻まれている。さらに言えば、愛媛・松山という地方都市で「俳句甲子園」出場を契機に俳人となったことにも親しみを覚える。父は地方国立大教員の先輩として、地方大学の公募へ目を向けさせてくれたという恩恵もあり僕にとっては大切なご家族だ。その文香さんが、2021年から22年にかけて伴侶の米国行きに同行し海外生活をしていた。今回はその際の写真がギャラリーに展示され、その際の俳句が収められた句集や近刊の詩集を会場でいただいた。意図せず短歌と俳句の関連など話題は尽きず、米国でのライティングワークショップでは夕暮れにワインリーディング会が行われることなどを教わった。

学芸大学前駅から休日土曜日の通勤時並みに混み合った東急東横線に乗り、渋谷で乗り換えて神保町へ。今回の大きな目的は、やはり大学学部の先輩であるあんの秀子さん主催の〈音読する日本文学〉のゲストとして参加することだ。しかも僕が長年懇意にするBARを会場として、感染拡大で長らく開催していなかった同会の再会第1回目ができたことは個人的に架橋になったようで嬉しい機会であった。土曜日15:30開始、オープニングの紹介の後に「聲を忘れたわたしたち」と題して15分間の僕からのお話で会は始まった。その後、谷崎潤一郎『陰翳礼讃』を全員で少しずつ音読した後にワインで乾杯、参加者の自己紹介や作品への感想など和やかな会話が続いた。後半はあんのさん近刊の『徒然草』からいくつかの章段を取り上げて音読、さらにはこの作品の書かれ方や読者意識について自由放談のような時間を楽しんだ。飲みながら身構えず個々人の個性ある音読でよし、読み間違えとか音訓など気にせず個々が気分よく音読する会の流れは文香さんから昼間に聞いた、米国の雰囲気を感じさせる時間になった。

それにしても早稲田の文学のつながりから
これだけの交流が持てていることのありがたさ
「早稲田にしか行きたくない」と高3の僕が意地になったことは人生の大きな正解だ。


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