生徒・学生にもらう勇気
2023-12-01
「プロ」を目指し成し遂げた生徒たち新たに人生を切り開こうとする学生たち
いつも若い力に負けじと勇気をもらう
学部1年生の基礎教育の講義課題として「先生へのインタビュー」というのがあるらしく、各学部の学生が混ざる5人の学生たちと対話する機会を得た。事前のメールによる依頼、直接の挨拶などを経て日時も交渉しこの日の1限が設定されるに至った。5人からは「なぜ大学教員になったのか?」「短歌を好きになったわけは」「一番好きな短歌は?」などの質問が為された。事前に質問を聞かされていた訳ではないので、こちらとしてもその場で「これまでの自分」を振り返る良い機会になった。政治・社会では「予定調和」なインタビューが横行しているようにも見えるが、やはりありのままの自分を語るには、「出会い頭」というのも貴重な対応だと思った。
「なぜ大学教員になって今ここにいるのか?」ということを問われて口をついて出てきたのが「プロ意識」ということ。学部卒で初任の中高一貫校に定年までいる、という一筋の人生も可能であっただろう。だが初任校にはスポーツでプロを目指しそれを叶え、過酷な世界に人生を賭けてゆく生徒らが多勢いた。卒業後の「結果が出なければ自由契約」という実力の世界を生きる彼らの生き様を追うに、僕自身は果たして「プロの国語教師」として勝負しているか?と考えるようになった。その結果、初任から10年後に二足の草鞋を履き、再び大学院の門を叩いた。さらには学部時代から現在まで、幾多の素晴らしい「和歌短歌」に関連した出逢いがある。生徒や学生に背中を押されるのと同時に、導いてくれる師が常に僕の前に現れた。記せたのはインタビューのほんの一部だが、我が冒険のような人生を語り、学生たちにも「予定調和」で発見のないワクワクしない人生を歩まぬように語っていた気がする。
自分に何ができるか?
我が身を常に開拓する思いを大切に
それにしても生徒・学生からもらう勇気が尊い。
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